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マーケティングフレームワーク10選|使う順番とSTP分析の進め方を中小企業向けに解説

この記事の筆者
中井 寛太
株式会社JIMOTO Marketing Share BureauでマーケティングやPRを担当。Web系の広告代理店で、ブランディングマネージャーとして活動した経験を活かし最新のトレンドやビジネス情報を執筆します。
マーケティングフレームワークとは、市場や顧客、自社の状況を整理し、戦略や施策を考えるための「考え方の型」です。型に沿って考えることで、抜け漏れを防ぎ、社内で話をそろえやすくなります。
ただし、種類が多く、どれをどの順番で使えばいいのか迷う方も多いでしょう。この記事では、代表的なマーケティングフレームワーク10選を、使う順番に沿って紹介します。BtoBマーケティングの全体像は「BtoBマーケティングとは?BtoCとの違い・購買プロセス・戦略の立て方」で解説しています。
マーケティングフレームワークとは何か、使うメリット
代表的なフレームワーク10選と、使う順番
STP分析の進め方と、フレームワークを使うときの注意点
マーケティングフレームワークとは
マーケティングフレームワークとは、マーケティングの分析や戦略づくりを効率よく進めるための枠組みです。「顧客・競合・自社」「製品・価格・流通・販促」のように、考えるべき視点があらかじめ決まっているので、ゼロから考えるより早く、抜け漏れなく整理できます。
フレームワークを使うメリット
考えるべき視点が決まっているので、抜け漏れを防げる
社内で共通の言葉ができ、議論がかみ合いやすくなる
分析から施策まで、順を追って考えられる
マーケティングフレームワークを使う順番
フレームワークは、単体で使うより、順番につなげて使うと効果を発揮します。大まかには「環境を知る→狙いを決める→打ち手を組む→顧客の動きを見る」の順に進めます。

代表的なマーケティングフレームワーク10選

1. PEST分析
政治(Politics)、経済(Economy)、社会(Society)、技術(Technology)の4つの視点で、自社を取り巻く大きな環境の変化を整理します。法改正や人口減少、デジタル化など、自社では変えられない変化をとらえるのに使います。
2. 3C分析
顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の3つの視点で分析します。顧客が求めていて、競合が提供できておらず、自社が得意なことを見つけるのが目的です。
3. SWOT分析
自社の強み(Strength)、弱み(Weakness)、外部の機会(Opportunity)、脅威(Threat)を整理します。強みを機会に生かす、弱みを補うなど、戦略の方向性を考えるのに役立ちます。
4. 5F(ファイブフォース)分析
業界内の競争、新規参入の脅威、代替品の脅威、買い手の交渉力、売り手の交渉力の5つの力から、業界の競争の激しさを分析します。
5. STP分析
市場を分け(Segmentation)、狙う市場を選び(Targeting)、競合との違いを明確にする(Positioning)フレームワークです。戦略の中心となる考え方で、詳しくは後ほど解説します。
6. 4P分析
製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、販促(Promotion)の4つの打ち手を組み合わせて考えます。詳しくは「マーケティングの4Pとは?」で解説しています。
7. 4C分析
4Pを顧客の視点で言い換えたもので、顧客にとっての価値、費用、利便性、コミュニケーションの4つで考えます。
8. マーケティングファネル
顧客が自社を知ってから購入するまでの段階と、各段階での離脱を見える化します。詳しくは「マーケティングファネルとは?」をご覧ください。
9. カスタマージャーニーマップ
顧客が課題に気づいてから購入し、利用するまでの行動、感情、接点を時系列で整理します。どの場面でどんな情報を届けるべきかが見えてきます。
10. ペルソナ
自社の典型的な顧客を、一人の具体的な人物として描きます。作り方は「ペルソナマーケティングとは?」で紹介しています。
STP分析の進め方(BtoBの例)
数あるフレームワークの中でも、戦略の中心になるのがSTP分析です。BtoBの例で進め方を見てみましょう。

Segmentation(市場を分ける)
業種、従業員規模、地域、抱えている課題などの条件で市場を分けます。
Targeting(狙う市場を選ぶ)
分けた市場の中から、自社の強みが生かせて、競合が少なく、十分な需要がある市場を選びます。中小企業は、大手が手を出しにくい小さな市場に絞ることで勝ちやすくなります。
Positioning(立ち位置を決める)
狙う顧客から見て、競合ではなく自社を選ぶ理由を決めます。「地元で即日対応できる」「定額制で費用が読みやすい」など、顧客にとって意味のある違いを言葉にしましょう。
フレームワークを使うときの注意点
分析で終わらせない
フレームワークを埋めること自体が目的になってしまうと、時間をかけても成果につながりません。分析の結果、何をするのかまで決めましょう。
思い込みではなく事実で埋める
社内の思い込みだけで埋めると、正しい結論が出ません。顧客の声、営業の情報、数字などの事実をもとに考えましょう。
全部を使おうとしない
中小企業は、3C分析、STP分析、4P分析の3つから始めると、戦略の骨組みができます。必要に応じてほかのフレームワークを追加しましょう。
よくある質問
Q. 初心者はどのフレームワークから使えばよいですか?
まずは3C分析から始めるのがおすすめです。顧客・競合・自社の3つの視点で整理するだけで、自社の強みや狙うべき顧客が見えてきます。
Q. BtoBでもBtoCと同じフレームワークを使えますか?
使えます。ただしBtoBでは、購買に複数の人が関わることや、検討期間が長いことを踏まえて考える必要があります。
まとめ:フレームワークは順番につなげて使う
マーケティングフレームワークは、分析や戦略づくりを効率よく進めるための考え方の型
環境を知る→狙いを決める→打ち手を組む→顧客の動きを見る、の順に使う
中小企業は、3C→STP→4Pの3つから始めると戦略の骨組みができる
分析で終わらせず、事実をもとに考え、施策まで決める
戦略の立て方は「BtoBマーケティング戦略とは?」もあわせてご覧ください。
マーケティングのご相談は(株)JIMOTO Marketing Share Bureauへ
(株)JIMOTO Marketing Share Bureauは、中小企業のマーケティングを、戦略づくりから施策の実行・改善まで伴走支援しています。フレームワークで整理した内容を、実行できる計画に落とし込むお手伝いをします。
「何から手をつければいいかわからない」という段階でも構いません。まずは無料相談で、御社の状況をお聞かせください。

記事監修
株式会社JIMOTO Marketing Share Bureau
代表取締役 鶴 智之(プロフィール)
キャリアを通してBtoBマーケティングのクライアントワークに従事。前職では株式会社Resorzの取締役を務め、海外ビジネス支援事業にも携わる。200社以上のマーケティング支援実績と、多数の自治体案件のPM経験を持つ。「マーケティングで地域を元気に」をモットーに、地域企業の成長を支援している。
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