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canonicalタグとは?正しい書き方と使うべきケース・よくある間違い

この記事の筆者
TANAKA YU
株式会社JIMOTO Marketing Share Bureauをはじめ他企業でもマーケティング活動に従事するパラレルワーカーです!今は、株式会社JIMOTO Marketing Share Bureau以外の会社でもBtoBマーケターとして活躍中!BtoBマーケティングキャリア4年目!
「同じページなのに、検索結果に違うURLが出ている」「計測用のパラメータ付きURLが検索に表示される」。こうした状態を整えるのがcanonicalタグです。設定自体は1行ですが、書き方を誤ると重要なページが検索に出なくなることもあります。
この記事では、canonicalタグの意味と必要なケース、正しい書き方、よくある間違い、Search Consoleでの確認方法を解説します。技術面のSEO全体像はテクニカルSEOの基本と内部対策のチェックリストにまとめています。
内容は、200社以上の中小企業を支援してきた当社の経験と、Google検索セントラルの公式ドキュメントをもとにしています。
この記事でわかること
canonicalタグとURL正規化の意味
canonicalタグが必要になる代表的なケース
HTMLとHTTPヘッダーでの正しい書き方
リダイレクト・サイトマップとの使い分け
よくある間違いとSearch Consoleでの確認方法
canonicalタグとは?URL正規化の基本
canonicalタグとは、内容が同じか似ている複数のURLのうち、検索結果に表示したい代表URLをGoogleに伝える指定です。
この代表URLを「正規URL」と呼び、URLを1つにそろえる作業を「URL正規化」と呼びます。canonicalは英語で「正統な」「標準の」という意味です。
Googleは重複ページをまとめて1つを選ぶ
Googleの解説によると、インデックス登録の過程で、重複または類似したページはグループにまとめられます。そして、その中から検索結果に表示する可能性のある1ページが正規ページとして選ばれます。
正規URLを指定しない場合でも、Googleは最も適していると判断したURLを自動で選びます。ただし、それが自社の意図と一致するとは限りません。意図どおりにしたいときに使うのがcanonicalタグです。
canonicalは「命令」ではなく「強いシグナル」
Googleはcanonicalの指定を「強いシグナル」と位置づけています。シグナルとは判断材料のことで、必ず従う命令ではありません。内部リンクやサイトマップなど他の情報と食い違うと、Googleが別のURLを正規として選ぶことがあります。
そのため、canonicalタグだけでなく、サイト全体のシグナルをそろえることが大切です。

canonicalタグが必要になる主なケース
Googleは、正規URLを指定する理由として、検索結果に表示するURLの管理、リンクなどの評価の集約、効果測定のしやすさ、重複ページのクロールにかかる時間の節約を挙げています。中小企業のサイトで実際によくあるケースを表にまとめます。
ケース | URLの例 | 対処の方向性 |
|---|---|---|
計測用パラメータ付きURL | /service/?utm_source=mail | パラメータなしのURLを正規に指定 |
並べ替え・絞り込みのURL | /products/?sort=price | 一覧の基本URLを正規に指定 |
印刷用・別レイアウトのページ | /news/123/print | 通常表示のページを正規に指定 |
httpとhttps、wwwの有無 | http://example.com/ | 301リダイレクトで1つに統一 |
他サイトへの記事の転載 | 提携先メディアの転載記事 | 転載先から元記事を指定してもらう |
httpとhttpsのように、古いURLを使う必要がない場合は、canonicalより301リダイレクトのほうが適しています。一方、計測用URLや並べ替えのように、ユーザーにとっては必要なURLが残る場合にcanonicalを使います。
効果測定の面でも、URLが1つにそろっていれば、ページごとの流入や問い合わせを正しく比べられます。数字の追い方はマーケティングレポートとKPIの見方で解説しています。
自社サイトで重複が起きていないかの見当をつける
重複は、CMSの機能やネットショップのシステムによって自動的に生まれることがよくあります。カテゴリ一覧、タグ一覧、ページ送りなど、同じ記事が複数の一覧に表示される仕組みは典型例です。
まずはSearch Consoleの「ページのインデックス登録」レポートで、重複に関する理由が表示されていないかを確認すると、問題の有無を判断しやすくなります。
canonicalタグの書き方
canonicalの指定方法は、HTMLのlink要素とHTTPヘッダーの2種類です。一般的なWebページではlink要素を使います。
HTMLのhead内にlink要素で書く
正規にしたいURLを、各ページのhead要素の中に次のように書きます。
<link rel="canonical" href="https://www.example.com/service/">
Googleは、link要素はhead内にある場合だけ有効だとしています。head内のHTMLが壊れていると、正しく読み取られないおそれがあります。
PDFなどにはHTTPヘッダーで指定する
PDFのようにHTMLでないファイルには、サーバーが返すHTTPヘッダーで指定します。たとえば、資料のPDFとHTML版が両方ある場合に、HTML版を正規にしたいときに使います。
Link: <https://www.example.com/whitepaper/>; rel="canonical"
HTTPヘッダーの設定はサーバー側の作業になるため、制作会社やサーバー管理者に依頼するのが一般的です。
書くときに守りたいルール
URLは「https://」から始まる絶対パスで書く(相対パスは使わない)
正規ページ自身にも、自分自身を指すcanonicalを書く
1ページにつき、link要素とHTTPヘッダーのどちらか1つの方法にする
サイトマップなど他の方法と、指定する正規URLを食い違わせない
URLの「#」以降(フラグメント)を正規URLに含めない
JavaScriptで後からcanonicalを書き換えない
WordPressなど多くのCMSでは、テーマやSEO用プラグインがcanonicalを自動で出力します。手作業で書き足すと二重になることがあるため、まずは現在の出力を確認しましょう。
URL正規化の方法とcanonicalの使い分け
Googleは、正規URLを伝える方法を複数示し、シグナルの強さにも違いがあるとしています。
方法 | シグナルの強さ | 向いている場面 |
|---|---|---|
301リダイレクト | 強い | 古いURLを使わなくなる場合 |
rel="canonical" | 強い | 重複URLもユーザーにとって必要な場合 |
XMLサイトマップへの掲載 | 弱い | 大規模サイトで正規URLを補助的に示す |
これらは組み合わせて使えます。組み合わせるほど、意図したURLが検索結果に表示される可能性が高まるとGoogleは説明しています。中小企業のサイトでは、canonicalを基本にし、サイトマップには正規URLだけを載せる運用が現実的です。
robots.txtやnoindexを正規化に使わない
「重複ページを検索に出したくないから」と、robots.txtでブロックしたりnoindexを付けたりするのは推奨されていません。Googleは、robots.txtでブロックしたURLが内容なしでインデックスされる場合があるとしています。
また、noindexはページ自体を検索から外す指定なので、サイト内で正規URLを選ぶ目的には向きません。URL削除ツールも、URLのすべてのバージョンを検索から隠してしまうため使いません。
サイト移転やURL変更でリダイレクトを伴う場合は、作業範囲が広がります。リニューアル費用の考え方はホームページ作成の費用相場も参考にしてください。
canonicalタグのよくある間違い
Googleのドキュメントで注意点として挙げられている内容と、実務でよく見かけるケースをまとめます。
相対パスや別のURL表記で書いている
「/service/」のような相対パスは避け、「https://www.example.com/service/」のように完全なURLで書きます。httpとhttps、wwwの有無が実際の正規URLとずれていないかも確認しましょう。
すべてのページがトップページを指している
テンプレートの設定ミスで、全ページのcanonicalがトップページになっている例があります。この状態では、個別ページが正規として扱われにくくなります。正規ページは、原則として自分自身のURLを指定します。
内部リンクやサイトマップと食い違っている
canonicalで「https」を指定しているのに、サイト内のリンクが「http」のURLを指している状態です。Googleは、内部リンクを正規URLに向けることも推奨しています。サイトマップにも正規URLだけを載せます。
内容が大きく異なるページを指定している
canonicalは、内容が同じか似ているページ同士で使うものです。別のサービスを紹介するページ同士をまとめると、意図が伝わらずGoogleに無視される可能性があります。内容が違うページは、それぞれを正規として扱います。

canonicalの確認方法:Search Consoleで見るポイント
設定したcanonicalがGoogleにどう扱われているかは、Search Consoleで確認できます。手順は次のとおりです。
Search Consoleの上部にある検索窓に、確認したいページのURLを入力する
URL検査の結果で「ページのインデックス登録」の詳細を開く
「ユーザーが指定した正規URL」と「Googleが選択した正規URL」を比べる
2つが異なる場合は、内部リンク・サイトマップ・リダイレクトの食い違いを探す
修正後は「公開URLをテスト」で最新の状態を確認する
Search Consoleのヘルプによると、Googleが選択した正規URLはインデックス登録済みのデータでのみ確認できます。また、正規URLの表示はインデックスの値より数時間遅れることがあります。
「ページのインデックス登録」レポートで見る項目
サイト全体の状況は「ページのインデックス登録」レポートで把握できます。canonicalに関係する主な表示は次のとおりです。
代替ページ(適切な canonical タグあり):正規ページが正しく指定されている状態で、通常は対応不要
重複していますが、ユーザーが正規ページとして選択していません:正規URLが指定されておらず、Googleが別のページを選んだ状態
重複しています。Google により、ユーザーがマークしたページとは異なるページが正規ページとして選択されました:指定と異なるURLが正規として扱われている状態
3つ目の表示が重要なページに出ている場合は、優先して原因を調べましょう。自社での判断が難しいときは、SEOコンサルティングのような専門家の診断を受ける方法もあります。

よくある質問
canonicalタグはすべてのページに必要ですか?
必須ではありませんが、Googleは正規ページ自身にも自分を指すcanonicalを付けることを推奨しています。パラメータ付きURLなど、意図しない重複が生まれた場合の備えになります。多くのCMSでは自動で出力されるので、まず現状を確認しましょう。
canonicalを設定したのに反映されません。なぜですか?
canonicalはシグナルであり、Googleが他の情報もあわせて判断するためです。内部リンクやサイトマップが別のURLを指していないか確認してください。また、Googleが再クロールするまで反映には時間がかかります。
canonicalと301リダイレクトはどちらを使えばよいですか?
古いURLをもう使わないなら301リダイレクトが適しています。ユーザーにとって重複URLも必要な場合、たとえば計測用URLや並べ替え表示などはcanonicalを使います。迷ったら「そのURLにアクセスできる必要があるか」で判断します。
canonicalを設定すると順位が上がりますか?
canonicalは順位を直接上げる施策ではありません。重複URLに分散していた評価を1つのURLに集めやすくし、意図したURLを検索結果に表示しやすくする施策です。成果につなげるには、ページの内容の充実が欠かせません。
他サイトに記事を転載するときはどうすればよいですか?
転載先のページに、元記事を正規URLとして指定するcanonicalを書いてもらうのが一般的です。転載の契約時に、その対応が可能かを事前に確認しておくと安心です。
まとめ:canonicalタグで正規URLを正しく伝える
canonicalタグは、重複・類似したURLの中から検索結果に表示したい正規URLをGoogleに伝える指定
計測用パラメータや並べ替えURLなど、ユーザーに必要な重複URLがある場合に使う
head内に絶対URLで書き、正規ページには自分自身を指すcanonicalを付ける
canonicalはシグナルなので、内部リンク・サイトマップ・リダイレクトと食い違わせない
Search ConsoleのURL検査で「ユーザーが指定した正規URL」と「Googleが選択した正規URL」を比べて確認する。SEO全体の基本は中小企業のためのSEO対策で解説しています
SEO対策のご相談はJIMOTOの外付けマーケチームへ
マーケティング代行「JIMOTOの外付けマーケチーム」は、SEOの内部対策・記事制作・効果測定を含め、戦略から実行まで専門チームがまとめて引き受ける総合型のマーケティング代行です。テクニカルな設定の確認から記事づくり、数字の振り返りまで、社内に専任者がいなくても進められます。
採用・教育は不要。相談から稼働開始まで1か月未満
戦略立案から実行まで一貫体制
稼働を15分単位で記録して毎週開示。使い切らなかった分は翌月に繰り越し
月額30万円から(税別)
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記事監修
株式会社JIMOTO Marketing Share Bureau
代表取締役 鶴 智之(プロフィール)
キャリアを通してBtoBマーケティングのクライアントワークに従事。前職では株式会社Resorzの取締役を務め、海外ビジネス支援事業にも携わる。200社以上のマーケティング支援実績と、多数の自治体案件のPM経験を持つ。「マーケティングで地域を元気に」をモットーに、地域企業の成長を支援している。
参考文献
出典 | 参照した内容 |
|---|---|
正規URLを指定する理由、指定方法とシグナルの強さ、書き方のガイドライン | |
インデックス登録時に重複ページをまとめて正規ページを選ぶ仕組み | |
ユーザーが指定した正規URLとGoogleが選択した正規URLの確認方法 | |
重複・代替ページに関する未登録理由の表示 |
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