公開日:
更新日:
内定辞退を防ぐ方法|中小企業が選ばれる6つの対策と入社までのフォロー

この記事の筆者
中井 寛太
株式会社JIMOTO Marketing Share BureauでマーケティングやPRを担当。Web系の広告代理店で、ブランディングマネージャーとして活動した経験を活かし最新のトレンドやビジネス情報を執筆します。
「内定を出したのに、辞退されてしまった」。時間をかけて選考してきた分、内定辞退は採用担当者にとって大きな痛手です。
内定辞退は、応募者の都合だけで起きるものではありません。選考のスピード、伝えた内容、内定後の対応を見直すことで、防げる辞退は多くあります。
この記事では、内定辞退が起きる主な理由と、中小企業が実践できる防止策、内定から入社までのフォローの流れをまとめました。採用から定着までの全体像は「中小企業の採用・定着とは?集めて終わりにしない採用サイクルの作り方」で解説しています。
内定辞退が起きる主な4つの理由
内定辞退を防ぐ6つの対策
内定から入社までのフォローの流れ
内定辞退が起きる主な理由
内定辞退の理由は、大きく4つに分けられます。

条件で比べられた
給与や休日などの条件だけで比べられると、規模の大きな会社に勝つのは難しくなります。条件以外の魅力や、入社した後の将来像が伝わっていないことが原因です。
連絡が遅かった
選考に時間がかかっている間に、他社から先に内定が出ると、応募者はそちらに決めてしまいがちです。応募対応のスピードについては「応募対応・採用フローの作り方」で解説しています。
不安が解消されなかった
「職場の人間関係はどうだろう」「仕事についていけるだろうか」という不安が残ったままだと、最後の決断ができません。
家族などの反対
内定を受けるかどうかを家族に相談する人は多くいます。家族に会社のことを説明できる材料がないと、「よく知らない会社はやめておいたら」と止められることがあります。
内定辞退を防ぐ6つの対策
理由ごとに、効く対策は違います。次の6つを見直してみましょう。

1. 選考をスピーディーに進める
面接から内定までの期間を短くすることは、最も効果のある対策の一つです。社内で判断する人と期限を決めておきましょう。
2. 将来像を具体的に示す
「入社したら、どんな仕事を任され、どう成長できるのか」を具体的に伝えます。キャリアパスや、実際に成長した先輩の例があると、条件以外の魅力として伝わります。
3. 職場見学で先輩と話してもらう
働く人と直接話すことで、職場の雰囲気がわかり、不安が期待に変わります。年齢や経験の近い先輩と話してもらうのが効果的です。
4. 内定後も連絡を続ける
内定を出した後、入社日まで何も連絡がないと、応募者は不安になります。定期的に連絡をとり、気になることがないかを確認しましょう。
5. 家族に説明できる資料を渡す
会社の概要、仕事内容、働き方、福利厚生などをまとめた資料を渡すと、応募者が家族に説明しやすくなります。採用ページを見てもらうのも一つの方法です。
6. 条件の疑問にはっきり答える
給与、休日、夜勤、残業などについて、あいまいな答え方をすると不信感につながります。良くない点も含めて、正直にはっきり伝えましょう。
内定から入社までのフォローの流れ
内定から入社までの期間は、応募者が最も迷いやすい時期です。次のような流れでフォローしましょう。

内定は電話で伝える
内定はメールだけでなく、電話で直接伝えましょう。「一緒に働けることを楽しみにしています」という言葉があるだけで、応募者の気持ちは大きく変わります。
労働条件は書面で確認する
給与や勤務時間などの労働条件は、労働条件通知書などの書面で明示します。口頭で伝えたことと書面の内容が違うと、それだけで不信感につながります。
入社前に配属先と顔を合わせる
入社前に職場を訪問してもらい、配属先のメンバーと顔を合わせておくと、初日の緊張がやわらぎます。
入社前に最初の1週間の予定を伝える
持ち物、初日の流れ、最初の1週間の予定を事前に伝えておくと、「何をすればいいかわからない」という不安を減らせます。入社後の受け入れ方は「オンボーディングとは?」で詳しく解説しています。
よくある質問
Q. 内定辞退の理由は聞いてもよいですか?
はい。無理に引き止めるのではなく、今後の採用に生かすために理由を聞くことは大切です。「差し支えなければ」と前置きし、答えやすい聞き方をしましょう。
Q. 内定から入社まで期間が空く場合はどうすればよいですか?
1〜2週間に1回程度の連絡を目安に、職場の近況を伝えたり、入社前の不安を聞いたりしましょう。社内報や職場の写真を送るのもおすすめです。
まとめ:「選ばれる側」の意識で内定前後を見直す
内定辞退の主な理由は、条件比較・連絡の遅さ・不安・家族の反対の4つ
選考を早く進め、条件以外の魅力として将来像を具体的に示す
職場見学で先輩と話してもらい、家族に説明できる資料を渡す
内定から入社までの「空白期間」をつくらず、連絡を続ける
面接で応募者の不安を減らす質問の仕方は「採用面接の質問例」もあわせてご覧ください。
採用・定着のご相談は(株)JIMOTO Marketing Share Bureauへ
(株)JIMOTO Marketing Share Bureauは、地域の中小企業の採用から定着までを支援しています。将来像の示し方や内定後のフォローの流れを整え、内定合意につなげる仕組みづくりをご一緒します。無料の採用・定着診断では、経営者さまへのヒアリングと公開情報から、採用のサイクルのどこで漏れているかを見立て、優先して直す課題を整理してお返しします。
「何から手をつければいいかわからない」という段階でも構いません。まずは無料の採用・定着診断で、御社の状況をお聞かせください。

記事監修
株式会社JIMOTO Marketing Share Bureau
代表取締役 鶴 智之(プロフィール)
キャリアを通してBtoBマーケティングのクライアントワークに従事。前職では株式会社Resorzの取締役を務め、海外ビジネス支援事業にも携わる。200社以上のマーケティング支援実績と、多数の自治体案件のPM経験を持つ。「マーケティングで地域を元気に」をモットーに、地域企業の成長を支援している。
おすすめ記事
この記事を読んだ方は以下の記事も読んでます!





