公開日:
更新日:
中途採用の面接で聞くべき質問例|面接官向けの流れ・深掘りのコツと失敗しない5つのポイント

この記事の筆者
中井 寛太
株式会社JIMOTO Marketing Share BureauでマーケティングやPRを担当。Web系の広告代理店で、ブランディングマネージャーとして活動した経験を活かし最新のトレンドやビジネス情報を執筆します。
「面接で何を聞けばいいかわからない」「面接官によって評価がばらばら」。中途採用の面接に悩む中小企業は少なくありません。
中途採用の面接は、応募者の経験や人柄を見極める場であると同時に、応募者に「この会社で働きたい」と思ってもらう場でもあります。質問の仕方ひとつで、採用の精度も、内定承諾の確率も変わります。
この記事では、面接官の立場から、中途採用面接の基本の流れと目的別の質問例、面接で失敗しないポイントをまとめました。採用から定着までの全体像は「中小企業の採用・定着とは?集めて終わりにしない採用サイクルの作り方」で解説しています。
中途採用面接の基本の流れ
目的別の質問例と、深掘りのコツ
面接で失敗しない5つのポイント
中途採用面接の目的
中途採用の面接には、大きく2つの目的があります。1つは、応募者が自社の仕事に合っているか、職場になじめそうかを見極めること。もう1つは、応募者に会社を理解してもらい、入社したいと思ってもらうことです。
中途採用の応募者は、複数の会社を同時に受けていることがほとんどです。見極めることばかりに集中すると、応募者からは「選ばれる側」として見られていることを忘れがちです。
中途採用面接の基本の流れ
30〜45分の面接を例に、基本の流れを紹介します。

最初のアイスブレイクでは、来社のお礼と面接の流れを伝えて緊張をほぐします。次に、会社と仕事の説明をします。ここでは良いことだけでなく、大変な点も含めて仕事の実際を伝えることが大切です。入社後の「思っていたのと違う」を防ぐことにつながります。
質問の時間のあとは、応募者からの逆質問の時間を必ず取りましょう。最後に、選考の流れと結果を連絡する時期を伝えて終えます。
目的別・中途採用面接の質問例
質問は、何を確かめたいのかという目的から考えます。

経験・スキルを確かめる質問
「前職でいちばん力を入れた仕事は何ですか?その中であなたの役割は何でしたか?」のように、本人が何をしたのかを具体的に聞きます。チームの成果と本人の貢献を分けて聞くのがポイントです。
行動の傾向を確かめる質問
「失敗したとき、誰にどう伝え、どう立て直しましたか?」のように、過去の実際の行動を聞きます。「もし〜だったらどうしますか」という仮定の質問より、実際の行動のほうが、入社後の行動を予測しやすくなります。
チームでの動き方を確かめる質問
「意見が合わない同僚と、どう仕事を進めましたか?」と聞くと、周囲との関わり方が見えてきます。
価値観・動機を確かめる質問
「仕事で大切にしていることは何ですか?それはなぜですか?」と聞き、会社が大切にしている考え方と合うかを確かめます。
転職理由・将来像を確かめる質問
「今回の転職で、いちばん変えたいことは何ですか?」「3年後、どんな仕事を任されていたいですか?」と聞くと、入社後に期待していることがわかります。自社で叶えられることかどうかを確認しましょう。
深掘りのコツ
最初の答えで終わらせず、「なぜそうしたのですか」「具体的にどうやったのですか」「結果はどうなりましたか」と重ねて聞きます。準備してきた答えの奥にある、本人の考え方や行動が見えてきます。
面接で失敗しない5つのポイント

1. 見る項目を事前に決める
自社が求める人物像から、面接で確かめる項目を3〜5つに絞ります。項目が決まっていないと、面接官の好みで評価が決まってしまいます。
2. 面接官で基準をそろえる
同じ評価シートを使い、「どんな答えなら高い評価か」の目安を面接官同士で共有しておきます。
3. エピソードを深掘りする
「頑張りました」「コミュニケーションが得意です」といった抽象的な答えは、具体的なエピソードを聞いて確かめます。
4. 聞いてはいけないことを避ける
本籍・出生地や家族のこと、思想・信条など、仕事の適性と関係のないことは聞いてはいけません。何気ない雑談でも注意が必要です。
5. 結果の連絡は早く
面接後は3日以内を目安に結果を連絡しましょう。連絡が遅いと、その間に他社に決まってしまうことがあります。
よくある質問
Q. 面接は何回行うのがよいですか?
中小企業では1〜2回が一般的です。回数を増やすほど辞退のリスクも高まるため、1回目で現場の責任者、2回目で経営者が会うなど、役割を分けて回数を絞りましょう。
Q. 応募者の本音を引き出すにはどうすればいいですか?
最初に会社の大変な点も正直に伝えると、応募者も本音で話しやすくなります。職場見学の時間を設け、先輩職員と話してもらうのも効果的です。
Q. 面接官が1人しかいない場合はどうすればいいですか?
評価シートに沿って質問と答えを記録し、面接後に別の人と内容を確認すると、一人の印象だけで決めるのを防げます。
まとめ:面接は「見極め」と「選ばれる」の両方の場
中途採用の面接は、見極める場であると同時に、選ばれる場
会社の説明と逆質問の時間を必ず取り、仕事の実際を伝える
質問は目的から考え、仮定ではなく過去の実際の行動を聞く
見る項目を事前に決め、面接官で評価の基準をそろえる
結果の連絡は早く。面接後3日以内を目安にする
人が辞める理由と防ぎ方は「離職率の計算方法と平均」もあわせてご覧ください。
採用・定着のご相談は(株)JIMOTO Marketing Share Bureauへ
(株)JIMOTO Marketing Share Bureauは、地域の中小企業の採用から定着までを支援しています。面接で見る項目や質問、評価シートを整える面接ガイドづくりもご一緒します。無料の採用・定着診断では、経営者さまへのヒアリングと公開情報から、採用のサイクルのどこで漏れているかを見立て、優先して直す課題を整理してお返しします。
「何から手をつければいいかわからない」という段階でも構いません。まずは無料の採用・定着診断で、御社の状況をお聞かせください。

記事監修
株式会社JIMOTO Marketing Share Bureau
代表取締役 鶴 智之(プロフィール)
キャリアを通してBtoBマーケティングのクライアントワークに従事。前職では株式会社Resorzの取締役を務め、海外ビジネス支援事業にも携わる。200社以上のマーケティング支援実績と、多数の自治体案件のPM経験を持つ。「マーケティングで地域を元気に」をモットーに、地域企業の成長を支援している。
おすすめ記事
この記事を読んだ方は以下の記事も読んでます!





