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公開日:

2026/10/29

    更新日:

    2026/10/26

      採用面接で聞いてはいけないこと一覧|NG質問の言い換え例とトラブルを防ぐ4つの準備

      採用面接で聞いてはいけないこと一覧|NG質問の言い換え例とトラブルを防ぐ4つの準備

      この記事の筆者

      中井 寛太

      株式会社JIMOTO Marketing Share BureauでマーケティングやPRを担当。Web系の広告代理店で、ブランディングマネージャーとして活動した経験を活かし最新のトレンドやビジネス情報を執筆します。

      「ご両親はどんなお仕事を?」「結婚のご予定は?」。面接の場で、悪気なく聞いてしまいがちな質問です。しかし、こうした質問は、応募者の適性や能力とは関係のない事項として、採用面接で聞くべきではないとされています。

      何気ない一言でも、応募者に不信感を与えたり、会社の評判を落としたりすることがあります。面接官が複数いる会社では、全員が正しく理解しておくことが大切です。

      この記事では、厚生労働省が示す「公正な採用選考」の考え方をもとに、採用面接で聞いてはいけないことと言い換えの例、トラブルを防ぐための準備をまとめました。面接の進め方は「中途採用の面接で聞くべき質問例」、採用から定着までの全体像は「中小企業の採用・定着とは?集めて終わりにしない採用サイクルの作り方」で解説しています。

      • 採用面接で聞いてはいけないこと

      • ついしてしまいがちな質問と言い換え例

      • 面接のトラブルを防ぐ4つの準備

      公正な採用選考の基本的な考え方

      厚生労働省は、採用選考の基本として、応募者の基本的人権を尊重することと、応募者の適性と能力に基づいて採否を決めることを求めています。

      つまり、採用面接で聞いてよいのは、仕事をするうえで必要な適性や能力に関することだけです。それ以外の事項を聞いて、採否の判断に影響させることは、就職差別につながるおそれがあります。

      採用面接で聞いてはいけないこと

      厚生労働省は、採用選考で配慮すべき事項として、次のようなものを挙げています。

      採用面接で聞いてはいけないこと(本人に責任のない事項・思想信条にかかわる事項・労働組合・不適切な調査)

      本人に責任のない事項

      本籍・出生地、家族の職業・続柄・健康状態・収入、住宅の状況(間取りや持ち家かどうかなど)、生活環境・家庭環境などです。これらは本人の努力で変えられない事柄であり、仕事の適性とは関係がありません。

      本来自由であるべき事項(思想・信条にかかわること)

      宗教、支持政党、人生観・生活信条、尊敬する人物、思想、購読している新聞・雑誌・愛読書などです。これらは個人の自由に属することで、採否の判断に使うべきではありません。

      労働組合や社会運動に関すること

      労働組合への加入状況や活動歴、学生運動など社会運動への関わりについて聞くことも避けるべきです。

      不適切な調査

      身元調査を行うことや、仕事の内容から見て合理的・客観的に必要とはいえない健康診断を行うことも、就職差別につながるおそれがあるとされています。

      ついしてしまいがちな質問と言い換え例

      悪気のない質問ほど、つい口に出てしまうものです。代表的な例と、仕事に必要なことだけを聞く言い換えを紹介します。

      ついしてしまいがちな質問と言い換え例

      家族について

      「ご両親は何のお仕事をされていますか?」といった質問は、仕事の適性とは関係がないため、聞かないようにしましょう。

      結婚・出産について

      「結婚の予定はありますか?」「お子さんの予定は?」といった質問は避けます。長く働けるかを確かめたい場合は、「長く働くうえで、気になることはありますか?」のように、本人が答えたい範囲で話せる聞き方にします。

      住まいについて

      「持ち家ですか?」といった質問は避けます。通勤について確かめたい場合は、「通勤の時間や方法に不安はありますか?」と聞きましょう。

      尊敬する人物・愛読書について

      話のきっかけとして聞きがちですが、思想・信条にかかわる事項です。人柄を知りたい場合は、「仕事で影響を受けた経験はありますか?」のように、仕事の経験に置き換えて聞きます。

      面接のトラブルを防ぐ4つの準備

      面接のトラブルを防ぐ4つの準備

      1. 質問リストを作っておく

      面接で聞く質問をあらかじめ決めておけば、思いつきで不適切な質問をしてしまうことを防げます。

      2. 面接官全員で共有する

      人事担当だけでなく、面接に参加する現場の責任者や経営者にも、聞いてはいけないことを共有しておきましょう。

      3. 評価は仕事の項目だけで行う

      評価シートの項目を、仕事に必要な力に限定します。評価に関係のない情報を聞く理由がなくなります。

      4. 雑談にも気を配る

      アイスブレイクの何気ない会話でも、出身地や家族の話題になりやすいものです。天気や交通の便など、無難な話題を用意しておきましょう。

      よくある質問

      Q. 応募者のほうから家族の話をしてきた場合は?

      応募者が自分から話した場合でも、深く掘り下げたり、評価に使ったりしないようにしましょう。話題を仕事のことに戻すのが基本です。

      Q. 応募書類で家族構成を書く欄を設けてもいいですか?

      厚生労働省は、新規中卒・高卒者向けには全国高等学校統一応募用紙などの使用を、それ以外の人向けにはJIS規格の様式例を参考にすることを推奨しています。独自の応募書類で、本籍や家族構成などを書かせる欄を設けることは避けましょう。

      Q. 健康状態を聞いてもいいですか?

      仕事を行ううえで必要な範囲であれば確認できますが、仕事の内容と関係のない病歴などを聞くことは避けるべきです。

      まとめ:面接では「仕事に必要なこと」だけを聞く

      • 採用面接で聞いてよいのは、仕事の適性と能力に関することだけ

      • 本籍・家族・住宅など本人に責任のない事項、宗教・支持政党・尊敬する人物など思想・信条にかかわる事項は聞かない

      • 聞きたいことがある場合は、仕事に必要なことだけを聞く言い換えをする

      • 質問リストと評価シートを用意し、面接官全員で共有する

      参考:厚生労働省「公正な採用選考について」

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      記事監修

      株式会社JIMOTO Marketing Share Bureau

      代表取締役 鶴 智之(プロフィール)

      キャリアを通してBtoBマーケティングのクライアントワークに従事。前職では株式会社Resorzの取締役を務め、海外ビジネス支援事業にも携わる。200社以上のマーケティング支援実績と、多数の自治体案件のPM経験を持つ。「マーケティングで地域を元気に」をモットーに、地域企業の成長を支援している。

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