公開日:
2025/8/6
更新日:
2025/8/6
経理の属人化は経営リスク。「経理の〇〇さん」が辞めても会社が回る、仕組みの作り方 |JIMOTO STUDY

この記事の筆者
鶴 智之
株式会社JIMOTO Marketing Share Bureau代表取締役。キャリアを通してBtoBマーケティングのクライアントワークに従事。また前職では、株式会社Resorzの取締役を務め、海外ビジネス支援事業にも一部関わる。200社以上のマーケティング支援実績と数多くの自治体案件のPM経験などの実績を保有。地域の中小企業の成長こそ真なる地域活性化。「マーケティングで地域を元気に」をモットーに地域の企業の成長を支援。
プロフィール:https://www.jimoto-marketing-sb.com/about/profile
- 「属人化」は"時限爆弾"。放置が招く3つの深刻な経営リスク
- リスク1:業務停止リスク
- リスク2:不正・ミス発生のリスク
- リスク3:事業成長の足かせとなるリスク
- 【危険度診断】あなたの会社の「経理属人化レベル」は?
- 診断結果
- 属人化からの脱却!「業務の標準化と仕組み化」という唯一の解決策
- 【実践編】経理の属人化を解消する3ステップ・ロードマップ
- ステップ1:業務の「見える化」と「標準化」
- ステップ2:クラウド会計ソフトの導入と業務フローの再設計
- ステップ3:複数担当者による運用体制の構築と定着
- 導入の壁:「分かってはいるが、ベテラン担当者の抵抗が…」
- 貴社の「経理DXプロジェクト」、JIMOTO KEIRI DXが“まるごと”引き受けます
- まとめ:経理の属人化からの脱却は、企業の未来を守る経営者の最重要責務
- 貴社の「経理の時限爆弾」、専門家と一緒に解除しませんか?
貴社の経理業務、ベテランの「〇〇さん」一人に頼りきりになっていませんか?
その方がいなければ、請求書が発行できず、入金確認も滞り、正確な資金繰りも把握できない。会社の血液とも言える「お金」の流れが、完全にブラックボックス化している…。
もし、その方が突然、病気で長期休職したり、あるいは退職してしまったりしたら…?
考えただけで、背筋が凍るような思いをされている経営者様は、実は少なくないはずです。
それは、もはや単なる「業務上の課題」ではありません。いつ爆発するかわからない時限爆弾を抱えているのと同じ、極めて深刻な「経営リスク」です。
この記事では、多くの中小企業が抱えるこの「経理の属人化」という根深い問題に真正面から向き合います。なぜそれが危険なのかというリスクの解説から、自社の危険度を測るための診断チェックリスト、そして、そのリスクを根本から解消し、特定の誰かに依存しない、強靭で透明性の高い経理の「仕組み」を構築するための、具体的で実践的なロードマップを、専門家の視点から徹底的に解説します。
「属人化」は"時限爆弾"。放置が招く3つの深刻な経営リスク
「うちは長年このやり方で問題なかったから大丈夫」と考えるのは、非常に危険です。経理の属人化を放置することは、確実に企業の成長を蝕み、未来に大きな禍根を残します。
リスク1:業務停止リスク
最も直接的で破壊的なリスクです。その担当者が不在になった瞬間、請求・支払いといった日常業務が滞り、キャッシュフローが悪化。月次決算が遅れれば、経営判断に必要な数字が出てこない。最悪の場合、事業そのものが停止しかねません。これは、事業継続計画(BCP)における重大な欠陥と言えます。
リスク2:不正・ミス発生のリスク
業務プロセスがブラックボックス化しているため、第三者によるチェック機能が働きません。これにより、意図せずとも、二重請求や支払い漏れといった重大なミスが発生する温床となります。さらに、悪意があれば、不正な経費請求や横領といった事態を招く可能性も否定できません。
リスク3:事業成長の足かせとなるリスク
企業が成長し、事業が拡大すれば、経理業務はますます複雑化します。しかし、属人化した体制では、その変化に対応できず、業務量がボトルネックとなって、事業成長のスピードにブレーキをかけてしまいます。また、DXや新しいツールの導入といった前向きな変革に対しても、既存のやり方に固執する担当者が抵抗勢力となり、会社全体の進化を阻害するケースも少なくありません。
【危険度診断】あなたの会社の「経理属人化レベル」は?
自社の状況を客観的に把握するために、以下の10の質問に「はい/いいえ」で正直に答えてみてください。「はい」の数が、貴社の危険度を示します。
#質問1:経理業務に関するマニュアルが存在しない、または何年も更新されていない
#質問2:経理で使っている会計ソフトやExcelの操作方法が、特定の担当者しかわからない
#質問3:社長や経営幹部は、月次決算の報告を待たないと、会社の正確な財務状況を把握できない
#質問4:請求書の発行や経費精算の承認が、特定の担当者がいないと止まってしまう
#質問5:過去の取引について質問した際、その担当者でなければ答えられないことが多い
#質問6:経理担当者が休暇を取る際に、業務の引き継ぎに多大な時間がかかる、または引き継げない
#質問7:経理業務のプロセスに、非効率だと感じる部分があるが、改善提案ができていない
#質問8:「このやり方は昔からこうだから」という理由で、業務の見直しがされていない
#質問9:経理担当者が退職した場合の、具体的な採用・引継ぎ計画がない
#質問10:経理業務の全体像を、経営者を含め、その担当者以外に誰も把握していない
診断結果
「はい」が8~10個の方:【危険度レベルMAX】
もはやいつ時限爆弾が爆発してもおかしくない、極めて危険な状態です。事業継続のため、今すぐ、抜本的な対策に着手する必要があります。「はい」が4~7個の方:【危険度レベル中】
現在は問題が表面化していなくても、水面下でリスクは着実に進行しています。問題が深刻化する前に、予防的な対策を始めるべき段階です。「はい」が0~3個の方:【危険度レベル小】
属人化への意識が高い素晴らしい状態です。しかし、油断は禁物です。さらなる改善と仕組みの強化を継続していきましょう。
属人化からの脱却!「業務の標準化と仕組み化」という唯一の解決策
この深刻なリスクを根本から解消するための唯一の解決策。それは、「人に仕事をつける」のではなく、「仕事に人をつける」という発想への転換です。
つまり、特定の個人のスキルや経験に依存するのではなく、誰が担当しても一定の品質で業務を遂行できる、標準化された業務プロセスと、それを支える「仕組み」を構築すること。これこそが、属人化からの脱却の本質です。
そして、この「仕組み化」を実現するための現代における最強の武器が、クラウド会計ソフトの導入を核とした「経理DX」なのです。
【実践編】経理の属人化を解消する3ステップ・ロードマップ
では、具体的にどのようにして、属人化された経理業務を、強靭な「仕組み」へと変革させていけば良いのでしょうか。その実践的なロードマップを3つのステップで解説します。
ステップ1:業務の「見える化」と「標準化」
最初のステップは、ブラックボックスの中身を全て明らかにすることです。
まず、現在の経理担当者が行っている全ての業務を、朝のメールチェックから月末の請求書発行まで、一つ残らずリストアップします。そして、それぞれの業務について、「いつ」「誰が」「何を」「どのような手順で」行っているのかを、詳細にヒアリングし、書き出していきます。
この「見える化」されたプロセスを基に、無駄な作業や非効率な手順を洗い出し、誰が担当しても同じように作業できる、シンプルで分かりやすい「標準業務フロー」を文書(マニュアル)として定義します。このマニュアル作成こそが、属人化解消の第一歩です。
ステップ2:クラウド会計ソフトの導入と業務フローの再設計
次に、作成した標準業務フローを、クラウド会計ソフト(例:freee、マネーフォワード クラウドなど)という新しいプラットフォームの上で再設計し、実行します。
クラウド会計ソフトは、銀行口座やクレジットカードとの連携による取引データの自動取得、請求書発行・送付の自動化、AIによる仕訳提案など、手作業を大幅に削減する機能を備えています。ステップ1で定義した標準業務フローを、これらの機能を最大限に活用する形で再設計することで、業務は劇的に効率化され、かつシステム上で標準化されるため、特定の個人に依存することがなくなります。
ステップ3:複数担当者による運用体制の構築と定着
最後に、構築した新しい仕組みを、一人の担当者だけでなく、必ず複数名で運用できる体制を整えます。社長自身や、他の部署の担当者が、少なくとも基本的な操作(例:請求書発行、入金確認など)を行えるように、導入した専門家やベンダーのサポートを受けながら、社内トレーニングを実施します。
これにより、万が一、主担当者が不在になった場合でも、業務が完全に停止するリスクを回避できます。重要なのは、この新しい業務フローを組織の「当たり前」として定着させるための、継続的な運用サポートと文化醸成です.
導入の壁:「分かってはいるが、ベテラン担当者の抵抗が…」
このロードマップを実行しようとする際に、多くの中小企業が直面するのが、「長年経理を支えてくれたベテラン担当者からの抵抗」という、非常にデリケートな人的な壁です。
「新しいことは覚えたくない」「今のやり方で問題ない」といった声に対し、経営者はどう向き合うべきでしょうか。
重要なのは、DXを「その担当者を否定するもの」として伝えないことです。そうではなく、「〇〇さんの長年の経験と知識は会社の宝です。その貴重なノウハウを、会社全体の資産として未来永劫残すために、そして、〇〇さん自身の煩雑な手作業を減らし、より付加価値の高い仕事に集中してもらうために、この仕組みを一緒に作りませんか?」と、敬意と感謝を持って、変革のパートナーとして巻き込んでいく姿勢が不可欠です。
貴社の「経理DXプロジェクト」、JIMOTO KEIRI DXが“まるごと”引き受けます
「ロードマップは理解できた。しかし、この複雑なプロジェクトを、日々の業務と並行しながら、社内だけで推進するのは現実的に不可能だ…」
そのように感じられた経営者様、ご安心ください。そのための専門家が、私たちです。
私たちが提供する「JIMOTO KEIRI DX」は、貴社の「経理属人化」という深刻な経営リスクを解消するための、プロジェクト推進サービスです。
表:自社でのDX推進と「JIMOTO KEIRI DX」活用の比較
項目 | 自社だけで推進する場合の壁 | JIMOTO KEIRI DXが提供する解決策 |
ノウハウ・知見 | 何から手をつければ良いか、どのツールが最適か、判断が難しい。 | 経理とITの両方に精通したプロフェッショナルチームが、数多くの導入実績に基づき、貴社に最適なツール選定と業務フロー設計を責任を持ってリードします。 |
時間・リソース | 経営者や担当者が、通常業務と兼任でプロジェクトを推進するため、計画が長期化・中途半端になる、あるいは頓挫するリスクが高い。 | 専任のプロジェクトマネージャーが計画通りにDXを推進します。経営者様やご担当者様は、安心して本来のコア業務に集中していただけます。 |
人的な壁・定着 | ベテラン担当者からの心理的な抵抗や、社員への教育・トレーニングの負担が大きい。新しいフローが結局使われず、形骸化するリスク。 | 第三者の客観的な立場から、円滑なチェンジマネジメントを支援します。現場の不安を解消しながら、伴走型のトレーニングと運用サポートを実施し、新しい業務フローが組織文化として定着するまで、責任を持って見届けます。 |
私たちは、この包括的なプロジェクト支援を、初期導入支援として30万円から、そして導入後の月額伴走サポートを5万円からという、中小企業の皆様にとって現実的な料金でご提供しています。
まとめ:経理の属人化からの脱却は、企業の未来を守る経営者の最重要責務
経理の属人化は、もはや見て見ぬふりができる「課題」ではありません。それは、企業の存続そのものを脅かす、対処必須の「経営リスク」です。
このリスクから脱却し、特定の個人に依存しない、強靭で透明性の高い経営管理体制を構築することは、企業の未来を守り、持続的な成長を実現するために、経営者が果たすべき最も重要な責務の一つと言えるでしょう。
貴社の「経理の時限爆弾」、専門家と一緒に解除しませんか?
この記事の診断チェックリストで、少しでも「ヒヤリ」とした経営者様、責任者様。
その不安を、一人で抱え込む必要はありません。
まずは、私たちが実施している「無料・経理属人化リスク診断セッション」にお申し込みください。60分のオンラインミーティングを通じて、貴社の現在の経理業務の状況を詳しくヒアリングし、属人化のリスクレベルを客観的に診断。そして、そのリスクを解消するための、具体的な「最初の一歩」を、私たちが一緒に考え、ご提案させていただきます。

マーケティングについて、何かご不明なことがありましたら、お問い合わせください。
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