公開日:
2025/8/3
更新日:
2025/8/3
小規模店舗が売上UPするために 必ず行うべきこと3選 |JIMOTO STUDY

この記事の筆者
鶴 智之
株式会社JIMOTO Marketing Share Bureau代表取締役。キャリアを通してBtoBマーケティングのクライアントワークに従事。また前職では、株式会社Resorzの取締役を務め、海外ビジネス支援事業にも一部関わる。200社以上のマーケティング支援実績と数多くの自治体案件のPM経験などの実績を保有。地域の中小企業の成長こそ真なる地域活性化。「マーケティングで地域を元気に」をモットーに地域の企業の成長を支援。
プロフィール:https://www.jimoto-marketing-sb.com/about/profile
「毎日一生懸命お店を開けているのに、なぜか売上が伸び悩んでいる…」
「お客様は来てくれるけれど、リピートに繋がらず、常に新規顧客を探し続けなければならない」
「広告や集客に力を入れたいけれど、何から手をつければ良いのか、そもそも時間も予算もない」
地域に根ざし、お客様一人ひとりとの繋がりを大切にされている小規模店舗のオーナー様、店長の皆様。その情熱と日々の奮闘を、私は心から尊敬しています。しかし同時に、このような売上に関する尽きない悩みと、誰にも相談できない孤独を抱えていらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、そんな多忙な皆様のために、大企業のような潤沢な予算や人員がなくても、今ある資産を最大限に活かし、着実に売上を上げていくための、具体的で実践的な鉄則をご紹介します。この記事で解説するポイントを実践することで、貴店が地域でさらに愛され、輝くための一助となれば幸いです。
1.なぜ小規模店舗の売上が上がらないのか
具体的な施策に入る前に、なぜ売上が伸び悩むのか、その根本的な原因を考えてみましょう。多くの場合、その原因は「商品やサービスの質が悪い」からではありません。むしろ、素晴らしい商品を提供しているにも関わらず、いくつかの重要な視点が抜け落ちているケースがほとんどです。
それは、お客様のことを「感覚」でしか捉えられていないこと。
それは、一度来店してくれたお客様という「最大の資産」を活かしきれていないこと。
そして、お店の近所にいる「未来のお客様」に、その存在と魅力を正しく伝えられていないことです。
これらの課題は、精神論や根性論では解決できません。しかし、ご安心ください。正しい知識と手順に基づいたマーケティング活動を、一つずつ着実に実践することで、必ず乗り越えることができます。
2.小規模店舗で売上を上げるためにすべきことは?
では、具体的に何をすべきか。ここでは、小規模店舗が売上を上げるために、まず取り組むべき5つの重要な活動について、その実践方法と共に解説します。
(1)来店顧客のことを知る
全てのビジネスの原点は、お客様を知ることから始まります。常連のお客様はなぜ何度も貴店に足を運んでくれるのでしょうか?初めて来店されたお客様は、何に満足し、何に不満を感じたでしょうか?こうしたお客様の「生の声」にこそ、売上向上の最大のヒントが隠されています。
(A)そのために実践すべきこと
特別なツールは必要ありません。まずは簡単な「顧客ノート」を作ることから始めましょう。一冊のノートでも、ExcelやGoogleスプレッドシートでも構いません。そこにお客様の顔と名前(可能であれば)、来店頻度、よく購入する商品、会話の中で出てきた趣味や家族構成といったパーソナルな情報などを、できる範囲で記録していきます。
「〇〇様は、前回購入された△△を気に入ってくださっていたな」「□□様は、最近ワンちゃんを飼い始めたらしい」。この地道な記録の積み重ねが、お客様一人ひとりに寄り添った「あなただけへの」サービス提供を可能にし、新商品の開発や品揃えの改善、そして顧客との強い信頼関係の源泉となるのです。
(2)来店したお客様を広報活動に昇華する
小規模店舗にとって、最も強力かつ低コストな広告は、お客様による「口コミ」です。来店してくれたお客様を、単なる購買者で終わらせず、貴店のファンであり、熱心な広報担当者へと変える仕組みを作りましょう。
(A)そのために実践すべきこと
お客様が「このお店、すごく良かった!」と感じた熱量を、その場限りの満足で終わらせてはいけません。その感動を、他者への推奨行動へと繋げるのです。
そのために、まずはお客様がSNSに投稿したくなるような「仕掛け」を用意しましょう。例えば、見た目にも美しい看板メニューや、思わず写真を撮りたくなるような店内の一角(フォトスポット)を作る。そして、会計時に「もしよろしければ、SNSで『#(店名)』をつけて投稿してくださいね」と、一言添えるだけでも効果はあります。さらに、「投稿画面を見せていただければ、次回ご来店時に〇〇をサービスします」といったキャンペーンは、口コミの投稿率を大きく高めるでしょう。お客様の投稿は、どんな広告よりもリアルで、信頼性の高い宣伝となるのです。
(3) エリアのインフルエンサーの活用
ここで言うインフルエンサーとは、何万人ものフォロワーを持つ有名タレントではありません。貴店の商圏内に住み、地域の情報に詳しく、コミュニティ内で信頼されている、フォロワー数百人~数千人規模の「マイクロインフルエンサー」のことです。例えば、地域で人気のママブロガーや、地元のグルメ情報を頻繁に発信しているInstagramユーザーなどが、その代表例です。
(A)そのために実践すべきこと
まずは、InstagramなどのSNSで、自店の地域名(例:「#流山カフェ」)や関連キーワードで検索し、そのような地域に根ざした情報発信者を探してみましょう。見つけたら、まずはその方のアカウントをフォローし、投稿に「いいね」や共感のコメントを送ることから始めます。
そして、丁寧なDM(ダイレクトメッセージ)を送り、「いつも素敵な投稿を拝見しております。もしよろしければ、一度当店にお越しいただき、ご意見をお聞かせいただけませんか?」と、売り込みではなく、あくまで招待する形でアプローチします。彼らが発信するリアルな体験レポートは、広告よりもずっと強く、地域の潜在顧客の心を動かす力を持っています。
(4)SNS相互フォロー&誘客促進投稿&Googleマップ強化
この3つは、現代の小規模店舗におけるデジタル集客の、いわば「三種の神器」です。これらを連携させて運用することで、効果を最大化できます。
(A)そのために実践すべきこと
第一に、そして最も重要なのが、Googleビジネスプロフィール(旧マイビジネス)の情報を徹底的に充実させることです。これは、Googleマップ上でお店を見つけてもらうための生命線です。正確な営業時間、魅力的な写真、詳細なメニュー情報などを登録し、お客様からの口コミには一つひとつ丁寧に返信しましょう。この地道な活動が、地域での「発見されやすさ」を決定づけます。
第二に、InstagramなどのSNSで、お店の魅力や日常を継続的に発信すること。完成された商品写真だけでなく、仕込みの様子やスタッフの紹介、お店のこだわりなど、普段は見えない舞台裏やお店の「人柄」が伝わる投稿が、お客様との親近感を育み、ファンを増やします。
第三に、地域の他の事業者や、来店してくれたお客様のアカウントとSNSで積極的に繋がる(相互フォローする)こと。これにより、情報が地域コミュニティの中で自然と広まり、貴店の投稿がより多くの地域住民の目に触れる機会が増えるのです。
(5)売上と顧客数と顧客単価を毎月確認する
「今月は売上が良かった」「今月は厳しかった」と感覚で捉えるのではなく、必ず数値を分解して見る癖をつけましょう。確認すべき指標は、以下の非常にシンプルな方程式に基づいた3つだけです。
売上 = 顧客数 × 顧客単価
この方程式を基に、毎月末、必ず自店の数値を振り返りましょう。売上が下がった原因は、「顧客数」が減ったからなのか、それとも「顧客単価」が下がったからなのか。原因を特定することで、打つべき対策が明確になります。例えば、顧客数が減っているなら新規集客施策を、顧客単価が下がっているなら、追加の一品をお勧めする(アップセル)工夫やセットメニューの開発が必要だ、と判断できるのです。このシンプルな数値管理が、勘と経験だけに頼る経営から脱却する第一歩となります。
3.具体的な小規模店舗が売上を上げるために実施するプロセス
ここまで、売上を上げるための重要な活動を解説してきました。「やるべきことは分かったけれど、何から手をつければ…」という方のために、最初の3ヶ月で取り組むべき、具体的なアクションプロセスを表にまとめました。
表:売上向上に向けた最初の3ヶ月アクションプラン
時期 | フェーズ | 主なアクション | 目標 |
1ヶ月目 | ①現状把握と土台作り | ・顧客ノートを作成し、常連客の情報を記録し始める。・過去3ヶ月分の「売上・顧客数・顧客単価」を算出・記録する。・Googleビジネスプロフィールの情報を100%入力し、最適化する。 | ・自店の顧客と数値の現状を客観的に把握する。・Googleマップ経由での表示回数を増やす。 |
2ヶ月目 | ②情報発信と関係構築 | ・Instagramアカウントを本格稼働させ、週3回以上、お店の魅力を投稿する。・店内にLINE公式アカウントの友だち登録を促すPOPを設置する。・来店客に「SNS投稿」や「口コミ」を自然な形でお声がけする。 | ・SNSのフォロワーを〇〇人増やす。・LINEの友だちを〇〇人獲得する。・Googleマップの口コミを〇件増やす。 |
3ヶ月目 | ③連携と拡大 | ・近隣の異業種店舗に声をかけ、ショップカードを相互に置くなどの連携施策を1つ試す。・地域のマイクロインフルエンサーを1~2名リストアップし、お店に招待する。・1ヶ月目、2ヶ月目の数値を振り返り、次の一手を考える。 | ・新たな顧客接点を創出する。・第三者からの情報発信を獲得する。・PDCAサイクルを回し始める。 |
4.株式会社JIMOTO Marketing Share Bureauの支援内容
「これらの活動を、日々の業務と並行して一人で続けるのは難しい…」
「もっと専門的なアドバイスを受けながら、最短距離で成果を出したい」
そのように感じられたオーナー様、店長様のために、私たちは、小規模店舗の皆様が月額1万円という、極めて現実的な価格から始められる伴走支援コースをご用意しています。
表:小規模店舗様向け伴走支援コース
コース名 | 月額料金(税別) | 主な支援内容 |
(1)壁打ち支援コース | 1万円 | 日々のマーケティング活動で生じる疑問や悩みを、いつでも専門家に相談できる「壁打ち相手」となります。月1回のオンラインミーティングと、チャットでの相談を通じて、貴店の進むべき方向性を明確にします。 |
(2)壁打ち&インスタ支援コース | 3万円 | 上記の内容に加え、小規模店舗の集客に特に効果的なInstagramの運用をサポートします。投稿内容のアイデア出し、ハッシュタグ選定、簡単な分析レポートなどを通じて、SNS運用の質を向上させます。 |
(3)壁打ち&インスタ&Googleマップ支援コース | 5万円 | Instagram支援に加え、ローカルマーケティングの最重要施策であるGoogleビジネスプロフィールの最適化を、より専門的にサポートします。口コミ返信の文面作成支援や、投稿機能の戦略的活用などを通じて、Googleマップからの集客を最大化します。 |
5.まとめ
小規模店舗の売上向上は、決して魔法のような一発逆転の秘策によってもたらされるものではありません。
お客様一人ひとりを深く理解し、来店してくれたお客様との絆を育み、そして、まだ見ぬ未来のお客様に、オンラインとオフラインの両方で、お店の存在を誠実に伝え続ける。
この地道で、当たり前とも思える活動の積み重ねこそが、地域で永く愛され続ける、揺るぎない繁盛店への唯一の道です。
この記事でご紹介した活動やプロセスが、貴店の輝かしい未来への第一歩となることを、心から願っております。もし、その道のりを共に歩むパートナーが必要だと感じられたなら、いつでも私たちにお声がけください。

マーケティングについて、何かご不明なことがありましたら、お問い合わせください。
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