公開日:
2024/12/19
更新日:
2025/9/22
インバウンド集客に必須?!訪日外国人集客&対応ノウハウ詳細を大公開~2025年最新版~|JIMOTO STUDY

この記事の筆者
鶴 智之
株式会社JIMOTO Marketing Share Bureau代表取締役。キャリアを通してBtoBマーケティングのクライアントワークに従事。また前職では、株式会社Resorzの取締役を務め、海外ビジネス支援事業にも一部関わる。200社以上のマーケティング支援実績と数多くの自治体案件のPM経験などの実績を保有。地域の中小企業の成長こそ真なる地域活性化。「マーケティングで地域を元気に」をモットーに地域の企業の成長を支援。
プロフィール:https://www.jimoto-marketing-sb.com/about/profile
1.コロナ禍で激減した訪日外国人観光客、ついに戻ってきた!?
コロナ禍で激減していた訪日外国人(観光客)が徐々に、以前の状態に戻ってきています。先日(2024年11月)、河口湖を訪問しましたが、そこには、どの店舗も訪日外国人で溢れた様子でした。多くの店舗が訪日外国人集客・対応のためにあらゆる策を講じていました。当たり前のように、店舗スタッフが英語を話、当たり前のように、店舗メニューは英語で作られており、キャッシュレス決済が進んでいました。
免税店登録をしたお土産屋では、訪日外国人の長蛇の列が。まさに、今、訪日外国人観光客の「爆買い」を取り込むチャンス到来です。
でも、ちょっと待ってください!
ただ待っているだけでは、せっかくのチャンスを逃してしまいますし、集客だけして、店舗オペレーションを整えないの逆効果です。
訪日外国人観光客を効果的に集客し、満足度を高めてリピーターになってもらうには、正しい方法を知ることが重要です。
この記事では、店舗に訪日外国人観光客を呼び込むための、すぐに使える具体的なノウハウを公開いたします。
そもそも訪日外国人とは?
そもそも「訪日外国人」とは?何か。観光、ビジネス、留学など、さまざまな目的で海外から日本に来る人たちのことです。あくまでも、一時的に日本に滞在している外国籍の人を指します。「訪日外国人」というと、「旅行客」と考えてしまうケースが少なくありませんが、観光客だけでなく、ビジネスマン、留学生、親族訪問など、様々です。法務省では、滞在期間によって「短期滞在者」と「長期滞在者」に区分しています。20年前ぐらいに「yokoso Japanキャンペーン」を打ち立て、訪日外国人誘致促進を掲げ観光立国と謳い始めた頃に、訪日外国人観光客のことを「インバウンド」と呼ぶようになりました。訪日外国人は、日本の文化、自然、食などに魅力を感じ、様々な消費活動を行います。そういった側面で、日本の経済に貢献していると言えます。
【速報】2025年2月度の訪日外国人数の国別ランキング

訪日外国人が戻ってきました!日本政府観光局(JNTO)の訪日外客統計の「2025年2月推計値(2025年3月19日発表)(PDF)」をご確認ください!
ざっくり、サマライズすると…
2025年2月の訪日外客数は325万8100人と、前年同月比16.9%増で、2月として過去最高の記録を更新しました。旧正月休暇やスノーシーズンに伴う旅行需要の高まりが要因となり、ベトナムで単月過去最高、韓国、台湾、アメリカなど19の市場で2月として過去最高を記録しました。政府は、持続可能な観光、消費額拡大、地方誘客促進を目標に掲げており、市場動向を分析しながら戦略的な訪日旅行プロモーションを推進していく方針です。
といった感じです。
注目すべきは、東アジアからの訪日客が多いという点です。これらの結果を受けて、自社・自店舗がどんな対応をすべきかをしかと考え、行動に移すことが重要です。
2.訪日外国人向けのマーケティングで「マエ・ナカ・アト」で実践すべきこと
売上を上げるためには、お客様の行動をしっかり想像できるかが重要です。俗にいうカスタマージャーニーを描くことです。カスタマージャーニーと言ってもよくわからない人も多いと思うので、簡単に説明すると。
カスタマージャーニーとは?
カスタマージャーニーとは、お客様が店舗やサービスと出会い、来店・購入し、利用するまでの行動や心理状態を旅に例えたものです。お客様は、まずSEO記事やGoogleマップ、さらには広告や口コミを通じて、店舗情報・商品・サービスを「認知」します。次に、興味を持った顧客はウェブサイトなどで情報収集を行い「興味・関心」を深めます。そして、他の店舗や商品と比較検討し「来店・購入」を決定します。その後、実際に店舗に入り(商品やサービスを「利用」し)、その店舗の「評価」を行います。満足度が高ければ、お客様は「リピート」来店し継続利用に至るのです。店舗側は、このカスタマージャーニーを仮説立てすることで、顧客の行動に合わせた適切なマーケティング施策・店舗オペレーションを展開し、お客様の満足度を高め、売上向上を目指します。この設計書をカスタマージャーニーと言います。
インバウンド用語「旅マエ・旅ナカ・旅アト」といったワードがありますが、この言葉に準え、店舗のカスタマージャーニーを考える上で、「来店マエ・来店ナカ・来店アト」という定義を当社では使っています。つまり、来店マエに何をすべきか、来店中に何をすべきか、来店アトに何をすべきかを定義する設計書です。
▼以下図をご確認ください。

当社では、来店マエの最も大きな「認知」トリガーを「Googleマップ」に置いております。もちろん、tripadviserなどのプラットフォームも重要と思いますが、世界中の約7割が活用すると言われているGoogleマップ。訪日外国人も、日本滞在中に「Googleマップ」を使うことは、想像に容易いです。また、Googleマップで認知した時に、来店の決め手となるのが、Webなどのリッチコンテンツによる「興味関心」の育成です。当社では「学習」トリガーと言っているケースが多く、他店舗と検討する最後最後に、かならず「ここはこういう特徴あるらしいよ?」と勉強をします。この「学習」トリガーがないと、同エリアの競合多店舗にお客様は吸い取られてしまいます。最近では、「Webなんか見ない」という店舗経営者が多いですが、本当にそうでしょうか?少なからず、日本人の私も、日本のあらゆる観光地に行く際、Googleマップで閲覧し、Webがあるところを優先して店舗サーチをしています。
店舗を探すときに、SNSを使うか、Googleを使うか、当然、Googleを活用して検索するユーザーが大半であることは言うまでもありません。SNSが不要という意味ではなく、「認知」トリガーとしてのマジョリティは「Google」に軍配があがっているということです。
つぎに、来店中(ナカ)です。実は、ここが一番のプロモーションの場所です。満足度の高いオペレーションに、サービス体験ができれば、口コミや友達への拡散が進みます。当然この時には、SNSは大きな成果を出すと言えるでしょう。ですが、ここでも、Googleマップが重要です。
3.なぜGoogle マップ対応が重要なのか?
最近の調査で、世界の70%の人が、「Google マップ」を使っているということが分かっています。その中の大多数が、Googleマップを利活用してお店を探しているということは想像に容易いでしょう。
つまり、Google マップであなたの店舗を見つけやすくすることが、集客の第一歩です。
具体的には、以下の3つのポイントを押さえましょう。

店舗名を多言語登録:日本語だけでなく、英語、中国語など、主要な言語で店舗名を登録しましょう。
自動翻訳されない部分を英語で併記:Google マップの店舗情報には、自動翻訳されない部分があります。これらの部分を英語で併記することで、外国人観光客にも分かりやすくなります。
日本語の口コミを増やす:Google マップの評価は、日本語の口コミでも上がります。日本人顧客にも口コミ投稿を促しましょう。
4.集客力をアップさせる!ウェブサイト・ホームページの多言語化

Google マップであなたの店舗に興味を持った外国人観光客は、次にあなたのウェブサイト・ホームぺ―ジをチェックします。
ここで重要なのは、「写真が魅力的である」ということと「英語での説明」です。
魅力的な写真があることで、あなたの店舗の雰囲気や商品の魅力を伝えることができ、さらに、英語で説明を加えることで、外国人観光客にも本質的な理解を促すことができます。
自分が海外旅行中に「店」を探していることを想像してください。一方は日本語のWebページがなく、もう一方は日本語のWebページがある場合、あなたはどちらのお店を選びますか?
当然後者を選ぶことでしょう。また、テキストを超えるのは、写真や動画です。写真や動画で店内の雰囲気やサービスの特徴がなされている場合は、より効果が発揮されることでしょう。
「webの時代ではない、SNSの時代でしょ」と店舗経営者から良く言われますが、SNSとWebの役割が違うだけです。SNSは認知を広げる、Webは興味関心を深める役割です。
もちろん、SEO記事を記載していれば、Webも「認知獲得」に寄与できることでしょう。しかしながら、店舗Webサイトが「存在しない場合」、店舗・サービスの詳細情報を学ぶことができず、検討のテーブルから落ちてしまっている可能性があるということを理解すべきです。
5.メニューは多言語化&写真付きで分かりやすく!
外国人観光客にとって、日本語だけのメニューは理解が難しいものです。
メニューを英語化するだけでなく、写真や説明を加えて、どんな料理なのか"分かりやすく" 、"一目瞭然"にしましょう。
また、番号を付けることで、オーダーを受けるオペレーションもスムーズになります。
当然のことながら、「日本語のみのメニュー」だけでは、外国人は来店した後にすぐに店舗を去ることになるでしょう。
小さな変革ですが、大きな成果・効果をもたらすのがメニューの多言語化です。ぜひ、取り組みましょう。
6.スタッフの英語対応で安心感を

外国人観光客は、日本語で話しかけられることに不安を感じています。「日本人=英語ができない」という先入観があり、その先入観が故に、「サービスを受けられない」と感じてしまいがちです。
店舗側は、簡単な英語フレーズで接客ができる準備をすべきです。当社では、クライアント様にそれらを簡単にまとめた「スタッフ英語ハンドブック」を作成した実績があります。スタッフの不安を解消し、外国人観光客にも安心感を与えられます。
このスタッフハンドブックは外国人観光客だけに良い影響を与えるだけではなく、店舗スタッフのマインドにも良い影響を与えます。具体的には、英語を話すことが好きになり、英語を話せる場所として店舗への愛着が増すケースが少なく有りません。
7.口コミキャンペーンで評価アップ!
来店客が見るのはGoogleマップであることは、前述の通りですが、Googleマップの中でも最も見られるポイントの一つでもあるのが「口コミ」です。口コミは、日本語で書かれていたとしても、自動翻訳で英語翻訳されるため、日本人からの投稿を増やすことで、訪日外国人にも良い影響を与えます。また、Google マップの掲載順位を上げるためにも、評価を上げるのは重要で、かつ、口コミの数も重要です。
訪日外国人観光客向けのみならず、日本人の来店者向けにも「口コミキャンペーン」を実施して、積極的に口コミ投稿を促すことが、店舗のGoogleマップの露出を増やすことにつながるでしょう。
当社のクライアントの実績では、「投稿してくれたら焼鳥1本無料!」などの特典を付け、多くの口コミを獲得していました。「損をしてしまうのでは?」と思う店舗が多いのですが、広告費と思えば非常に安いです。数百円でインパクトのある広告は打てません。
8.まだまだある!外国人観光客対応のポイント
ここから先は、当社の支援範囲外の領域ですが、日本と海外の大きな違いの一つは、「Wi-Fi環境」です。私はタイ・バンコクに2年ほど住んでおりましたが、小さな個人店でも「Wi-Fi環境」があり、「Wi-Fi環境」が揃っていない店舗を探す方が難しかったです。
良く言われていることですが、Wi-Fiや充電スポットなどを揃えることで、利便性があがり集客につながる可能性があります。
また、当然ですが、キャッシュレス決済対応も利便性を上げ集客をアップさせるためにも非常に重要なポイントです。
9.最後に
いかがでしたでしょうか?!訪日外国人を獲得するためには、色々工夫をしなければいけません!訪日外国人マーケティングで一番重要なことは、来店時接客の接客&口コミです!
訪日外国人観光客は、当然のことながら、日本の文化に触れたいと思っています。
必ずしも「全てを多言語対応」することは求められていません。「日本らしい文化」を味わいたくて日本へ観光にきています。「サンキュー」ではなく「ありがとう」を、「ソーリー」ではなく「失礼いたしました」を言えると、訪日外国人も喜んでくれると思います。
今回紹介したテクニックは、訪日外国人集客・対応マーケティングの一部です。ぜひ、紹介したノウハウを参考に、外国人観光客をあなたの店舗に呼び込み、売上アップを目指していただければと思います。
尚、当社も地域活性化メニューとして、「訪日外国人向けのマーケティング支援」のメニューを作っております。お気軽にお問い合わせいただきますと幸いです。
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