公開日:
2025/7/23
更新日:
2025/12/18
【リード獲得の新常識】AIで「診断ツール」を自作し、Webサイトのコンバージョンを劇的に改善する方法 |JIMOTO STUDY

この記事の筆者
鶴 智之
株式会社JIMOTO Marketing Share Bureau代表取締役。キャリアを通してBtoBマーケティングのクライアントワークに従事。また前職では、株式会社Resorzの取締役を務め、海外ビジネス支援事業にも一部関わる。200社以上のマーケティング支援実績と数多くの自治体案件のPM経験などの実績を保有。地域の中小企業の成長こそ真なる地域活性化。「マーケティングで地域を元気に」をモットーに地域の企業の成長を支援。
プロフィール:https://www.jimoto-marketing-sb.com/about/profile
こんにちは。
株式会社JIMOTO Marketing Share Bureauの鶴です。
私たちのクライアント様から、Webサイトのコンバージョンに関するお悩みを非常によくお聞きします。これは、多くの企業が直面している現実です。
では、どうすれば良いのでしょうか。
その答えの一つが、WebサイトにAIを活用した「診断ツール」を設置する、という新しいアプローチです。
この記事では、AI(Google Gemini Canvas)を使った診断ツールの具体的な作成方法から、その効果を最大化するための連携テクニックまで、私たちのノウハウを包み隠さずご紹介します。
専門的なプログラミング知識は不要です。貴社のWebサイトを「待ち」の姿勢から「攻め」のリード獲得拠点へと変革させるための、具体的な第一歩を踏み出せることをお約束します。
- リード獲得できるWebサイトと、できないWebサイトの決定的な違い
- なぜ今、Webサイトに「診断ツール」が必要なのか?
- 「問い合わせ」の心理的ハードルを越える
- ユーザーに「価値」を先行提供し、信頼を築く
- 見込み客の課題を自動で可視化・データ化する
- 【基本編】AI(Gemini Canvas)で診断ツールを自作する3ステップ
- ステップ1:AIへの「指示書(プロンプト)」を作成する
- ステップ2:AI(Gemini Canvas)にコードを生成させる
- ステップ3:対話を通じてAIと「壁打ち」し、改善する
- 【応用編】成果を最大化するための、より高度な連携と設計
- Google Apps Script(GAS)連携による自動メール返信機能の実装
- より複雑なロジック(料金シミュレーターなど)の組み込み
- CRM/MAツールとの連携
- 成功の鍵は「ロジック設計」にあり
- コストをかけずとも、リード獲得の武器は作れる
リード獲得できるWebサイトと、できないWebサイトの決定的な違い
「Webサイトのデザインが悪いのだろうか」
「コンテンツが足りないのだろうか」
こうした相談を受けることも多いのですが、
実は問題はそこではないケースがほとんどです。
多くの場合、違いはシンプルです。
リード獲得できないWebサイト
→ 企業が伝えたい情報を、一方的に掲載しているリード獲得できるWebサイト
→ ユーザーが“自分ごと”として考えられる導線がある
つまり、
ユーザーが行動を起こす「きっかけ」が用意されているかどうか。
お問い合わせフォームは、ユーザーにとっては「最後の一歩」です。
その一歩を踏み出す前に、もう一段、気軽に関われる接点を用意できているか。
ここが、リード獲得できるWebサイトかどうかを分けています。
なぜ今、Webサイトに「診断ツール」が必要なのか?

まず、なぜ通常の「お問い合わせフォーム」だけでなく、「診断ツール」のようなインタラクティブなコンテンツが、現代のBtoBマーケティングにおいてこれほどまでに有効なのでしょうか。
「問い合わせ」の心理的ハードルを越える
多くのお客様は、「問い合わせをしたら、しつこく営業されるのではないか」という不安を抱えています。
一方、「診断ツール」は、ユーザーが自身の課題やニーズを整理するための、価値ある体験です。売り込まれることなく、まずは気軽に自社の状況を知りたいというユーザー心理に寄り添うことで、これまで獲得できなかった層からのリード獲得が可能になります。
ユーザーに「価値」を先行提供し、信頼を築く
診断ツールは、ユーザーに具体的な診断結果やアドバイスという「価値」を先行して提供します。この「Give」の姿勢が、企業への信頼感を醸成し、「この会社は自分たちのことを理解してくれそうだ」というポジティブな印象を与えます。
これは、その後の商談プロセスにおいても、非常に有利に働きます。
見込み客の課題を自動で可視化・データ化する
診断ツールを通じて得られる回答データは、見込み客がどのような課題を抱え、何に関心を持っているかを示す、非常に貴重な情報です。
これにより、インサイドセールスや営業担当者は、顧客の状況を事前に深く理解した上で、的確なアプローチを行うことができます。
【参考リンク】
BtoBマーケティング 用語集:中小企業が知っておくべき基本と実践
【基本編】AI(Gemini Canvas)で診断ツールを自作する3ステップ

それでは、具体的な作成方法を見ていきましょう。
ここでは、Googleが提供する「Gemini Canvas」という機能を使います。驚くほど簡単に、そしてスピーディーに診断ツールのプロトタイプを作成できます。
ステップ1:AIへの「指示書(プロンプト)」を作成する
まず、どのような診断ツールを作りたいか、その設計図となる「指示書」、すなわちプロンプトをAIに与えます。ポイントは、できるだけ具体的に、そして明確に指示を出すことです。
例えば、私たちが試した以下のようなシンプルなプロンプトでも、AIは十分に意図を汲み取ってくれます。
プロンプト入力例:
WordPressのカスタムHTMLで動作する診断ツールを作成してください。このツールは、企業のマーケティング組織構築に関するサポートを目的とします。5から10個程度の質問をユーザーに提示し、その回答に基づいて組織の成熟度ステージを診断し、次に取るべきアクションを提案してください。診断結果の後には、「無料でマーケティングコンサルタントがヒアリング診断します」というCTA(行動喚起)を設置してください。
このように、「何を作るか」「目的は何か」「どのような要素を含めるか」を文章で指示するだけです。
ステップ2:AI(Gemini Canvas)にコードを生成させる
作成したプロンプトをGemini Canvasに入力すると、AIが自動的にHTML、CSS、JavaScriptといった、ツールを動作させるためのプログラムコードを書き始めます。
このプロセスは非常にスピーディーで、数分もすれば、基本的な診断ツールのプロトタイプが完成します。プログラミングの知識がなくても、動くツールが目の前で組み上がっていく様子は、非常にエキサイティングです。
ステップ3:対話を通じてAIと「壁打ち」し、改善する
AIが生成した最初のバージョンは、あくまでたたき台です。ここから、AIと対話(チャット)をしながら、内容を改善していきます。
「質問の表現を、もっと中小企業の経営者に響くように変えてください」「診断結果のアドバイスで、もっと具体的なアクションを提示してください」といったように、人間が専門家としてフィードバックを与えることで、ツールの品質は飛躍的に向上します。このAIとの「壁打ち」こそが、高品質なコンテンツを生み出す鍵となります。

【応用編】成果を最大化するための、より高度な連携と設計

基本的な診断ツールはAIだけでも作成可能ですが、それを実際のビジネスで活用し、リード獲得の成果を最大化するためには、もう少し専門的な連携や設計が必要になります。
Google Apps Script(GAS)連携による自動メール返信機能の実装
診断ツールに入力してくれたお客様に対し、診断結果のサマリーや、次のステップを促すお礼のメールを自動で送信したいですよね。これは、AIが生成したフォームのデータ送信先をGoogleスプレッドシートに設定し、Google Apps Script(GAS)というプログラミング環境を使うことで実現可能です。
フォームが送信されたことをトリガーに、GASが自動で起動し、入力されたメールアドレス宛に、事前に設定した文面のメールをGmailから送信する、という仕組みを構築できます。これにより、きめ細やかなフォローアップを自動化できます。
より複雑なロジック(料金シミュレーターなど)の組み込み
診断ツールだけでなく、例えば「料金シミュレーター」のような、より複雑な計算ロジックを要するツールも作成可能です。
その際、AIに正確な計算をさせるコツは、計算のルールを定義した「ロジック表」(Excelやスプレッドシートで作成)をスクリーンショットなどでAIに読み込ませることです。
私たちが自社で活用している料金シミュレーターも、この方法で開発しました。ロジック表をAIが理解することで、複雑な条件分岐や割引計算なども含んだ、高度なシミュレーションツールを生成してくれます。
診断ツールは、段階的にここまで進化させることが可能です。
表:診断ツールから高度なシミュレーターへのステップアップ
機能レベル | 主な目的 | AIへの指示のポイント | 専門家(人間)の役割 |
基本:診断ツール | 課題の可視化とリード獲得 | 文章で目的・質問・結果を明確に指示する(プロンプト) | 質問内容や診断結果のロジックを設計し、AIの出力を監修・改善する |
応用:料金シミュレーター | 見積もりの自動化とリードの質向上 | 計算ルールをまとめた「ロジック表」をインプットとして与える | 複雑な料金体系や割引ロジックを設計し、正確な計算が行われるかテスト・検証する |
高度:バックエンド連携 | 自動メール返信、CRM/MA連携 | Google Apps Scriptなど、外部ツールとの連携を指示 | フォームと各種ツールを連携させるためのAPI設定や、スクリプトの記述・デバッグを行う |
CRM/MAツールとの連携
診断ツールから獲得したリード情報を、手動で顧客リストにコピー&ペーストしていては非効率です。
各種ツールが提供するAPIなどを活用し、診断ツールから直接CRM(顧客関係管理)やMA(マーケティングオートメーション)ツールにデータが連携する仕組みを構築することで、リード獲得から育成、商談化までを一気通貫で管理できるようになります。

成功の鍵は「ロジック設計」にあり

ここまでAI活用の可能性についてお話してきましたが、最も重要なことをお伝えします。
AIは、HTMLやJavaScriptといった「コード」を書くのは得意です。
しかし、「どのような質問をすれば、顧客の本当の課題を引き出せるのか」「その回答に対し、どのような診断結果を返せば、顧客は『なるほど』と納得し、次のアクションを起こしたくなるのか」という、ツールの根幹となる「ロジック」を考えることは、AIにはできません。
この「ロジック設計」こそが、診断ツールの成果を左右する心臓部であり、貴社のビジネスと顧客を深く理解した、人間が担うべき重要な役割なのです。
コストをかけずとも、リード獲得の武器は作れる
この記事でご紹介したように、Google Gemini Canvasのような無料ツールを活用すれば、自社のリード獲得を強化するための強力な「武器」を、驚くほどスピーディーに、そして低コストで自作できる時代になりました。
大切なのは、「難しそう」「お金がかかりそう」と諦めるのではなく、まずは一度、試してみることです。
私たちは、貴社のビジネスモデルと顧客を深く理解し、成果に繋がる診断ツールやシミュレーターの「戦略・ロジック設計」から、高度な実装までを、ワンストップでご支援する専門家集団です。
まずは無料相談にて、貴社がどのようなリード獲得の課題を感じているのか、どんなツールで解決できそうか、その構想をお聞かせください。

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