公開日:
2025/5/2
更新日:
2025/5/30
【BtoB事業者向け】売上アップ方法10選|法人営業・マーケティングの具体策と成功のポイント |JIMOTO STUDY

この記事の筆者
鶴 智之
株式会社JIMOTO Marketing Share Bureau代表取締役。キャリアを通してBtoBマーケティングのクライアントワークに従事。また前職では、株式会社Resorzの取締役を務め、海外ビジネス支援事業にも一部関わる。200社以上のマーケティング支援実績と数多くの自治体案件のPM経験などの実績を保有。地域の中小企業の成長こそ真なる地域活性化。「マーケティングで地域を元気に」をモットーに地域の企業の成長を支援。
プロフィール:https://www.jimoto-marketing-sb.com/about/profile
- 0.BtoBにおける売上アップの原理原則
- 1. 新規取引先(質の高いリード)を獲得する方法
- : ターゲット企業の明確化とリスト作成
- : Webサイト/LPを「問い合わせが来る」仕様に改善
- : 専門性で引きつけるコンテンツマーケティング
- : 戦略的なアウトバウンドアプローチ
- : 展示会・オンラインイベントの効果的な活用
- 2. 取引単価・LTV(顧客生涯価値)を最大化する方法
- : 既存顧客へのアップセル・クロスセル提案
- : 顧客との関係性を深めるアカウントマネジメント
- : 長期的な関係構築のための施策
- 3. 受注率・取引継続率を高める方法
- : 「選ばれる」提案書・見積書の作り方
- : 営業プロセスの標準化と効率化
- : 信頼性を高める導入事例・実績の提示
- : 導入後の丁寧なフォローアップ体制
- 【JIMOTO視点】地域のBtoBネットワークを売上に繋げる
- : 商工会議所・業界団体の活用法
- : 地域の異業種交流会・ビジネスマッチング
- : 地域内の補完的な事業者との連携(紹介・協業)
- : 地域金融機関とのリレーション構築
- BtoB売上アップ施策を成功させるためのポイント
- : ターゲットと自社の強みの再確認
- : KGI/KPIの設定と効果測定
- : 営業とマーケティングの連携強化
- : 外部リソース(専門家、ツール)の活用検討
- まとめ:地域でのBtoB成長に向けて
自社の活動は最適化されている?
\マーケティング活動 最適化診断!/
1. 自社サイトやLPは、目的に応じて設計・改善されていますか?
2. SNS・広告などの集客施策が継続的に運用されていますか?
3. お問い合わせや資料請求などの導線設計は最適化されていますか?
4. 顧客管理やメール・LINEでのフォロー体制が構築されていますか?
5. 定期的に数値分析を行い、改善アクションを取れていますか?
「新規の法人顧客を開拓したいが、何から手をつければ良いのだろうか?」
「リードは獲得できても、なかなか受注に結びつかない…」
「既存顧客との取引を、もっと拡大するにはどうすれば?」
こんにちは、株式会社JIMOTO Marketing Share Bureauの鶴です。日頃、地域に根ざして事業を展開されている多くのBtoB事業者様から、このような切実なご相談をいただきます。特に小規模な事業者様にとっては、限られたリソースの中でいかにして法人向けの売上を伸ばしていくか、大きな課題ではないでしょうか。
BtoB(Business to Business)の取引は、BtoC(Business to Consumer)とは異なり、検討期間が長く、複数の担当者が関わるなど、特有の難しさがあります。しかし、その特性を理解し、適切な戦略と戦術を実行すれば、着実に成果に繋げていくことが可能です。
この記事では、私たちJIMOTO Marketing Share Bureauが地域BtoB事業者様の支援を通じて培ってきた知見をもとに、売上アップを実現するための具体的な方法を10個厳選し、成功のポイントと合わせて解説します。明日からの法人営業、マーケティング活動のヒントとして、ぜひご活用ください。
0.BtoBにおける売上アップの原理原則
まず、BtoBにおける売上向上の基本的な考え方を整理しましょう。漠然と「売上を上げたい」と考えるのではなく、売上を構成する要素に分解して捉えることが重要です。
売上 = 取引社数 × 1社あたり取引額(LTV) × 取引継続率
つまり、売上を伸ばすためには、
新規の取引先企業を増やす
1社あたりの取引額(特にLTV: 顧客生涯価値)を高める
取引の継続率を高める(解約を防ぐ)
という3つの方向性が考えられます。
BtoBでは、特に顧客との長期的な関係構築が重要となるため、「LTV(顧客生涯価値)」の最大化を目指す視点が欠かせません。そのためには、見込み客を獲得する「リードジェネレーション」、見込み客を育成する「リードナーチャリング」、そして具体的な商談から受注へ繋げる「クロージング」までの一連の流れを意識し、各段階で適切なアプローチを行う必要があります。
1. 新規取引先(質の高いリード)を獲得する方法

売上アップの第一歩は、新たなビジネスチャンス、つまり質の高い見込み客(リード)を獲得することです。ここでは5つの具体的な方法をご紹介します。
: ターゲット企業の明確化とリスト作成
闇雲にアプローチしても、BtoBでは成果は上がりません。まずは、自社の製品・サービスを本当に必要としている「理想の顧客像(ICP: Ideal Customer Profile)」を具体的に定義しましょう。業種、企業規模、抱えているであろう課題、担当者の役職などを明確にします。その上で、ICPに合致する企業のリストを作成します。地域密着型であれば、まずは自社が拠点とするエリアや近隣エリアの企業からリストアップするのも有効です。
: Webサイト/LPを「問い合わせが来る」仕様に改善
現代のBtoBにおいて、Webサイトは「会社の顔」であり、重要なリード獲得チャネルです。ターゲット企業が求める情報(導入による具体的なメリット、信頼性を示す実績、課題解決のストーリー)が分かりやすく掲載されているか確認しましょう。「導入事例」や「お客様の声」は、客観的な評価として非常に有効です。また、「資料請求」「お問い合わせ」「お役立ち資料ダウンロード」といった、リード獲得に繋がる明確な導線(CTA: Call to Action)を設置することが不可欠です。地域名と組み合わせたBtoB向けのSEO対策も意識しましょう。
: 専門性で引きつけるコンテンツマーケティング
自社の専門知識やノウハウを発信し、見込み客を引き寄せるのがコンテンツマーケティングです。ターゲット企業が抱える課題を解決するようなブログ記事、具体的な成功事例を紹介するケーススタディ(導入事例)、業界の深い知見を提供するホワイトペーパーなどが有効です。すぐに受注に繋がらなくても、有益な情報を提供し続けることで、信頼関係を構築し、将来的なリード獲得やナーチャリングに繋がります。まずは自社の得意分野に関する記事作成から始めてみましょう。
: 戦略的なアウトバウンドアプローチ
ターゲット企業リストに基づき、こちらから能動的にアプローチする方法です。丁寧な手紙(特に地域の企業同士であれば有効な場合も)、ターゲットを絞り込んだ質の高いメールマーケティング、事前のリサーチに基づいた電話アポイントなどが考えられます。重要なのは「数撃てば当たる」ではなく、相手企業の状況や課題を推察し、「お役に立てそうだ」という仮説を持ってアプローチすることです。小規模事業者様でも、まずはターゲットを絞って試してみる価値はあります。
: 展示会・オンラインイベントの効果的な活用
業界の展示会やセミナー、地域のビジネスマッチングイベントなどは、効率的に多くの見込み客と接点を持てる貴重な機会です。参加・出展する際は、目的(名刺交換数、具体的な商談設定数など)を明確にし、ブースのデザインや説明内容、当日の人員配置などを計画的に準備しましょう。オンラインイベントも増えていますので、地域や業種に合わせて活用を検討します。名刺交換後のフォローアップも迅速に行うことが重要です。
2. 取引単価・LTV(顧客生涯価値)を最大化する方法

新規顧客を獲得したら、次は1社あたりの取引額、特に長期的な視点でのLTVを高める施策に取り組みます。既存顧客との関係を深化させることが鍵となります。
: 既存顧客へのアップセル・クロスセル提案
既存顧客は、すでに自社の商品・サービスに価値を感じてくれています。顧客のビジネス状況や新たな課題をヒアリングし、より上位のサービス(アップセル)や、関連する別のサービス(クロスセル)を提案しましょう。例えば、基本プランを利用中の顧客に、より機能が豊富な上位プランを提案したり、特定のツールを導入している顧客に、連携可能な別のツールやコンサルティングを提案したりするイメージです。顧客の成功を支援するという視点での提案が重要です。
: 顧客との関係性を深めるアカウントマネジメント
BtoBにおいて「売りっぱなし」は禁物です。定期的な連絡や訪問を通じて、顧客のビジネス状況の変化や新たなニーズを把握し、良好な関係を維持することがLTV向上に繋がります。「何か困りごとはありませんか?」「新しい〇〇の機能はお試しいただけましたか?」といった能動的なコミュニケーションを心がけましょう。特に地域密着であれば、対面でのコミュニケーションも有効活用したいところです。
: 長期的な関係構築のための施策
安定した取引関係を築くために、長期契約を結ぶメリット(割引など)を提示したり、利用頻度や契約期間に応じて特典を提供したりするのも有効です。また、顧客限定のセミナーや情報交換会などを開催し、付加価値の高い情報やネットワーキングの機会を提供することも、顧客満足度とエンゲージメントを高め、長期的な関係維持に繋がります。
3. 受注率・取引継続率を高める方法
獲得したリードを確実に受注に繋げ、そして取引を継続してもらうための施策も重要です。信頼性の向上とプロセスの効率化がポイントです。
: 「選ばれる」提案書・見積書の作り方
提案書や見積書は、単なる価格提示ではなく、顧客の課題をどのように解決し、どのようなメリット(特にROI: 投資対効果)をもたらすかを明確に示すためのツールです。顧客の状況やニーズに合わせてパーソナライズされ、論理的で分かりやすい構成を心がけましょう。視覚的な分かりやすさ(図やグラフの活用)も重要です。
: 営業プロセスの標準化と効率化
属人的になりがちな営業活動を標準化し、効率化することも受注率向上に繋がります。CRM(顧客関係管理)やSFA(営業支援システム)といったツールを導入し、顧客情報や案件の進捗状況を一元管理するのも有効です。小規模事業者向けの低価格なツールも増えています。ツール導入までは難しくても、社内で案件管理のルールを決めるだけでも効果があります。
: 信頼性を高める導入事例・実績の提示
BtoBの意思決定において、他社の成功事例や実績は非常に重要な判断材料となります。具体的な企業名(許可を得て)や、導入後の定量的な成果(売上〇%向上、コスト〇%削減など)を示した導入事例を作成し、Webサイトや提案資料で積極的に活用しましょう。顧客の声(推薦文など)も信頼性を高めます。
: 導入後の丁寧なフォローアップ体制
受注して終わりではありません。製品・サービスの導入支援を丁寧に行い、顧客がスムーズに活用を開始できるようサポートすることが重要です。導入後も定期的に利用状況を確認し、問題があれば迅速に対応する、いわゆる「カスタマーサクセス」の視点を持つことで、顧客満足度を高め、解約防止、ひいてはアップセルや紹介にも繋がります。
【JIMOTO視点】地域のBtoBネットワークを売上に繋げる
私たちJIMOTO Marketing Share Bureauが特に重視しているのが、地域内での連携です。地域に根差すBtoB事業者様ならではの強みを活かしましょう。
: 商工会議所・業界団体の活用法
地域の商工会議所や業界団体は、情報収集や人脈形成の宝庫です。各種セミナーや部会、イベントに積極的に参加し、自社の認知度を高めるとともに、有益な情報を得たり、相談相手を見つけたりしましょう。役員や委員として活動に関わることで、より深いネットワークが築けることもあります。
: 地域の異業種交流会・ビジネスマッチング
地域で開催される異業種交流会やビジネスマッチングイベントも、新たな出会いのチャンスです。自社の事業内容を簡潔に伝えられる準備をして臨みましょう。単なる名刺交換だけでなく、自社の課題や求めている連携先などを具体的に話すことで、思わぬ協業や紹介に繋がる可能性があります。
: 地域内の補完的な事業者との連携(紹介・協業)
自社だけでは提供できないサービスを持つ、地域の補完的な事業者と連携するのも有効です。例えば、Web制作会社が地域の広告代理店やカメラマンと連携したり、税理士が社会保険労務士や行政書士と連携したりするケースです。互いの顧客を紹介し合ったり、共同でセミナーを開催したりすることで、新たなビジネスチャンスが生まれます。
: 地域金融機関とのリレーション構築
地域の銀行や信用金庫などの金融機関は、地域経済や企業に関する豊富な情報を持っています。融資相談だけでなく、日頃から良好な関係を築いておくことで、ビジネスマッチングの機会や有益な情報提供を受けられる可能性があります。
BtoB売上アップ施策を成功させるためのポイント
最後に、これまで紹介してきた施策を成功させるための重要なポイントを4つ挙げます。
: ターゲットと自社の強みの再確認
誰に(ターゲット)、何を(自社の強み・提供価値)届けたいのかを常に明確にしておくことが、あらゆる施策の出発点です。市場や顧客の変化に合わせて、定期的に見直しましょう。
: KGI/KPIの設定と効果測定
施策を実行する前に、最終目標(KGI: 例 売上高、利益額)と、そこに至るための中間指標(KPI: 例 リード獲得数、商談化率、受注率、解約率)を設定しましょう。そして、施策実行後は必ず効果測定を行い、データに基づいて改善を繰り返すことが重要です。
: 営業とマーケティングの連携強化
特にBtoBでは、リード獲得(マーケティング)から商談・受注(営業)までのスムーズな連携が不可欠です。ターゲット顧客の情報や施策の進捗状況を共有し、一体となって目標達成を目指す体制を構築しましょう。
: 外部リソース(専門家、ツール)の活用検討
限られたリソースの中で全ての施策を自社だけで行うのは困難です。必要に応じて、外部の専門家(コンサルタント、マーケティング支援会社など)の知見を借りたり、便利なツールを活用したりすることも検討しましょう。私たちJIMOTO Marketing Share Bureauも、そうした選択肢の一つです。
まとめ:地域でのBtoB成長に向けて
本記事では、地域に根差すBtoB事業者様が売上をアップさせるための具体的な方法と考え方について解説しました。重要なのは、
売上構成要素(取引社数、LTV、継続率)を理解する
質の高いリードを獲得し、育成し、確実に受注に繋げるプロセスを構築する
既存顧客との関係を深化させ、LTVを最大化する
地域ならではのネットワークや連携を活かす
目標を設定し、効果測定と改善を継続する
ことです。
多くの施策をご紹介しましたが、すべてを一度に実行する必要はありません。まずは自社の課題やリソースに合わせて、最も効果が見込めそうなもの、取り組みやすいものから一つずつ、計画的に実践してみてください。
株式会社JIMOTO Marketing Share Bureauでは、渋谷区をはじめとする地域に根差すBtoB事業者様の売上拡大を、戦略策定から具体的なマーケティング施策・営業活動の実行支援まで、一貫してサポートしています。
「自社に最適なBtoBマーケティング戦略を知りたい」
「法人営業のプロセスを見直して、受注率を高めたい」
「地域でのネットワークを活かした売上アップに取り組みたい」
このようなお悩みをお持ちでしたら、ぜひ一度、私たちにご相談ください。初回のご相談は無料にて承っております。共に、地域でのビジネス成長を実現させましょう。
マーケティングについて、何かご不明なことがありましたら、お問い合わせください。
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