公開日:
2025/6/2
更新日:
2025/11/3
【完全ガイド版】無料!Googleフォームで資料をダウンロードさせる方法|JIMOTO STUDY

この記事の筆者
鶴 智之
株式会社JIMOTO Marketing Share Bureau代表取締役。キャリアを通してBtoBマーケティングのクライアントワークに従事。また前職では、株式会社Resorzの取締役を務め、海外ビジネス支援事業にも一部関わる。200社以上のマーケティング支援実績と数多くの自治体案件のPM経験などの実績を保有。地域の中小企業の成長こそ真なる地域活性化。「マーケティングで地域を元気に」をモットーに地域の企業の成長を支援。
プロフィール:https://www.jimoto-marketing-sb.com/about/profile
「営業資料を作成したが、無料で配布して見込み顧客を獲得したい」
「でも、専用のフォーム設置や自動返信メールの仕組みを自社で構築するのは、大変そう…」
そんなときに活用したいのが「Googleフォーム」です。
無料かつ専門知識がなくても、“資料ダウンロード機能”を手軽に構築できます。
今回は、Googleフォームを使って完全無料・シンプル・本格的な資料ダウンロード導線を作る手順を、わかりやすく紹介します。
- 1. なぜ「Googleフォーム」で資料ダウンロード機能なのか?
- 2. この記事でつくる「資料ダウンロード機能」の完成イメージ
- 3. 資料請求用のGoogleフォームを作成する
- フォームの基本的な設問例
- 親切な「確認メッセージ」の設定
- 回答の記録先スプレッドシートの作成
- 4. ステップ2:Apps Scriptで自動返信メールを設定する
- Apps Scriptエディタを開く
- 自動返信メール用スクリプトの記述
- 5. ステップ3:トリガーを設定してスクリプトを自動実行する
- トリガー設定画面へのアクセス
- 新しいトリガーの追加
- 6. ステップ4:GoogleフォームをWebサイトに合わせたデザインにする
- カスタムフォームのHTMLコード例
- 7. 完成した資料ダウンロード導線の全体像
- 営業資料の活用に、Googleフォームという選択肢を
- Googleフォームで資料ダウンロード設定支援費用
自社の活動は最適化されている?
\マーケティング活動 最適化診断!/
1. 自社サイトやLPは、目的に応じて設計・改善されていますか?
2. SNS・広告などの集客施策が継続的に運用されていますか?
3. お問い合わせや資料請求などの導線設計は最適化されていますか?
4. 顧客管理やメール・LINEでのフォロー体制が構築されていますか?
5. 定期的に数値分析を行い、改善アクションを取れていますか?
1. なぜ「Googleフォーム」で資料ダウンロード機能なのか?
通常、Webサイトにホワイトペーパーなどの資料ダウンロード機能を設けるためには、以下のような複数の要素と、それに対応するツールや技術知識が必要となります。
必要な要素 | 一般的なツール・手法の例 | 想定されるコスト・ハードル |
フォーム設置 | WordPressプラグイン、各種フォーム作成サービス(有料版多数) | 初期費用、月額費用、デザインカスタマイズの制約 |
回答データの保存 | CRM連携、独自データベース構築、スプレッドシートへの手動エクスポートなど | 専門知識、システム開発費用、連携コスト、手作業による非効率 |
自動返信メール | MAツール(HubSpot, Marketoなど高機能なもの)、メール配信システム | 高額な月額費用、初期設定の複雑さ、専門知識 |
ダウンロードリンク発行 | ファイルサーバー設定、クラウドストレージの共有設定など | セキュリティ設定の知識、ストレージ費用 |
このように、一般的な方法では、初期費用や月額コストが発生したり、構築・運用のための専門知識や技術的なハードルが高かったりすることが多く、特にリソースの限られる中小企業にとっては導入をためらう大きな要因となっています。
一方で、Googleフォームを活用すれば、これらの課題を一挙に解決できます。Googleフォームは、
完全無料で利用可能
ノーコードで直感的にフォームを作成・編集可能
Gmailとの連携で、自動返信メールの設定も容易
回答データは自動的にGoogleスプレッドシートに保存・蓄積
といった多くのメリットがあり、これらを組み合わせることで、専門的なツールに引けを取らない、プロレベルの資料ダウンロード導線を構築できるのです。
2. この記事でつくる「資料ダウンロード機能」の完成イメージ
下記の手順に沿って設定することで、資料ダウンロードの仕組みが完成します。

これらの機能を、すべて無料で、そして比較的簡単なステップで実現する方法を、これから具体的に解説していきます。
3. 資料請求用のGoogleフォームを作成する
まずは、資料請求の窓口となるGoogleフォームを作成します。Googleアカウントをお持ちであれば、どなたでもすぐに始められます。
フォームの基本的な設問例
以下の3つの設問は、リード情報として最低限取得しておきたい項目です。
お名前(記述式 - 短文解答)
会社名(記述式 - 短文解答)
メールアドレス(記述式 - 短文解答、メールアドレス形式を要求)
もちろん、これ以外にも業種や役職、興味のあるサービスなどを質問項目として追加することも可能です。ただし、フォームの項目数が多すぎると回答者の離脱に繋がるため、必要最低限に絞るのがポイントです。
親切な「確認メッセージ」の設定
フォームの「設定」タブ内にある「確認メッセージ」の項目には、フォーム送信完了後に表示されるメッセージを設定できます。ここに、「ご入力いただき、誠にありがとうございます。ご登録いただいたメールアドレス宛に、資料のダウンロードリンクを記載したメールを自動送信いたしました。数分以内に届かない場合は、迷惑メールフォルダもご確認ください。」といった文言を設定しておくと、回答者に安心感を与え、次のアクションをスムーズに促すことができます。

回答の記録先スプレッドシートの作成
Googleフォームの「回答」タブから、緑色のスプレッドシートアイコンをクリックし、「新しいスプレッドシートを作成」を選択するだけで、フォームへの回答が自動的に記録されるGoogleスプレッドシートが作成されます。このスプレッドシートが、今後のリード管理のデータベースとなります。
4. ステップ2:Apps Scriptで自動返信メールを設定する

次に、フォームの回答者に対して、資料のダウンロードリンクを記載したお礼メールを自動で送信するためのスクリプトを設定します。これには、Googleスプレッドシートの拡張機能である「Apps Script」を利用します。
Apps Scriptエディタを開く
フォームの回答が記録されるGoogleスプレッドシートを開き、上部メニューの「拡張機能」から「Apps Script」を選択します。すると、新しいタブまたはウィンドウでスクリプトエディタが開きます。
自動返信メール用スクリプトの記述
スクリプトエディタにデフォルトで表示されている function myFunction() { ... } などのコードをすべて削除し、以下のサンプルコードを貼り付けてください。
▼JavaScript ※このままコピーして必要な部分だけ変更してください!
function onFormSubmit(e) {
// Apps Scriptでスプレッドシートの値を取得する際のインデックスは0から始まります。
// e.values[0] はタイムスタンプ、e.values[1] はフォームの最初の質問(お名前)、
// e.values[2] は2番目の質問(会社名)、e.values[3] は3番目の質問(メールアドレス)に対応します。
// ご自身のフォームの質問順に合わせてインデックスを調整してください。
const name = e.values[1]; // 例: フォームの「お名前」がB列(2番目の列)の場合
const company = e.values[2]; // 例: フォームの「会社名」がC列(3番目の列)の場合
const email = e.values[3]; // 例: フォームの「メールアドレス」がD列(4番目の列)の場合
// --- 以下はメールの内容です。ご自身の情報に合わせて編集してください ---
const subject = "【資料ダウンロード】〇〇お役立ちガイド(株式会社JIMOTO Marketing Share Bureau)"; // ★件名を編集
const body =${name} 様(${company}); // ★本文、署名を編集
株式会社JIMOTO Marketing Share Bureauです。
この度は、弊社の資料「〇〇お役立ちガイド」をご請求いただき、誠にありがとうございます。
以下のリンクより、資料をダウンロードいただけます。
ぜひ、貴社のマーケティング活動にお役立てください。
▼ 資料ダウンロードリンク
https://example.com/downloads/your-whitepaper.pdf // ★実際の資料URLに置き換えてください
本資料に関するご不明点や、その他マーケティングに関するご相談がございましたら、
どうぞお気軽にご連絡ください。
今後とも、株式会社JIMOTO Marketing Share Bureauをよろしくお願い申し上げます。
---
株式会社JIMOTO Marketing Share Bureau
(貴社WebサイトURLなど)
(貴社連絡先メールアドレスなど)
// Gmail経由でメールを送信します
GmailApp.sendEmail(email, subject, body, {
name: "株式会社JIMOTO Marketing Share Bureau", // ★送信者名義を編集
replyTo: "info@example.com" // ★返信先メールアドレスを編集 (任意)
});
}
【サンプルコードの重要なポイントと編集箇所】
e.values[インデックス]:フォームの回答データを取得する部分です。e.values[0] には通常タイムスタンプが記録されます。設問の順番に合わせて、[1](お名前)、[2](会社名)、[3](メールアドレス)のように、スプレッドシートの列順(A列が0、B列が1…)に対応するインデックスを指定してください。
subject: 自動返信メールの件名です。資料名や会社名を入れて分かりやすくしましょう。(★要編集)
body: メール本文です。ダウンロードリンク、お礼の言葉、会社情報などを記載します。https://example.com/downloads/your-whitepaper.pdf の部分は、実際に配布する資料(PDFなど)をGoogle Driveなどにアップロードし、その共有リンク(閲覧権限を「リンクを知っている全員」などに設定)に置き換えてください。(★要編集)
GmailApp.sendEmail の中の name: メール送信者として表示される名前です。(★要編集)
replyTo: 回答者が返信する場合の返信先メールアドレスです(任意設定)。(★要編集)
コードを貼り付けたら、プロジェクト名(デフォルトでは「無題のプロジェクト」)を「資料DL自動返信」など分かりやすい名前に変更し、フロッピーディスクのアイコンをクリックしてスクリプトを保存します。
5. ステップ3:トリガーを設定してスクリプトを自動実行する

作成したスクリプトが、フォーム送信のタイミングで自動的に実行されるように「トリガー」を設定します。
トリガー設定画面へのアクセス
Apps Scriptエディタの左側にある時計の形をした「トリガー(⏱)」アイコンをクリックします。
新しいトリガーの追加
画面右下にある「+ トリガーを追加」ボタンをクリックし、表示される設定項目を以下のように設定します。
設定項目 | 設定内容 |
実行する関数を選択 | onFormSubmit |
実行するデプロイを選択 | Head |
イベントのソースを選択 | スプレッドシートから |
イベントの種類を選択 | フォーム送信時 |
エラー通知設定 | (任意で設定) |
設定が完了したら「保存」ボタンをクリックします。初回設定時には、Googleアカウントへのアクセス許可を求める画面が表示される場合があります。内容を確認し、許可してください。
これで、Googleフォームに新しい回答が送信されるたびに、onFormSubmit関数が自動的に実行され、設定した内容のメールが回答者のメールアドレス宛に送信されるようになります。
6. ステップ4:GoogleフォームをWebサイトに合わせたデザインにする
GoogleフォームをそのままWebサイトに埋め込むと、どうしてもGoogleフォーム特有のシンプルなデザインとなり、自社サイトのデザインとの統一感が損なわれることがあります。しかし、少し工夫することで、見た目は自社サイトのデザインに合わせつつ、裏側のデータ送信先としてGoogleフォームを活用する方法があります。
カスタムフォームのHTMLコード例
以下は、お名前、会社名、メールアドレスを入力するシンプルなカスタムフォームのHTMLコード例です。
HTML
【HTMLコードの重要なポイント】
action="ここにGoogleフォームの送信先URLを記述":
method="POST": フォームの送信方法をPOSTに指定します。
target="_blank": 送信完了後に新しいタブでGoogleフォームの確認メッセージ(ステップ1で設定したもの)が表示されるようにします。サイトのデザインによっては、JavaScriptを使って同一ページ内で送信完了メッセージを表示する処理を追加することも可能です。
name="entry.xxxxxxxxxx": 各タグのname属性には、対応するGoogleフォームの各設問の固有IDを指定します。このIDは、Googleフォームのプレビュー画面を開き、各入力欄で右クリックして「検証」または「要素を調査」を選択し、デベロッパーツールで該当するタグのname属性(例: entry.1234567890)を確認してコピーします。このIDが正しくないと、データがGoogleフォームに送信されません。
required: 必須項目にはrequired属性を付与します。
このHTMLコードをベースに、CSSを使って自社サイトのデザインに合わせて見た目を自由に調整することができます。作成したカスタムフォームは、WebサイトのHTMLに直接記述したり、ご利用のCMS(コンテンツ管理システム)の機能を使ってページ内に埋め込んだりして設置します。
7. 完成した資料ダウンロード導線の全体像
ここまでのステップで構築した、Googleフォームを活用した資料ダウンロード導線の全体像を整理すると以下のようになります。
要素 | 使用する主なツール・技術 |
フォーム入力画面(フロントエンド) | HTML、CSS、JavaScript(必要に応じて)、各種Webサイト構築ツールやCMS |
フォームデータ送信先(バックエンド) | Googleフォーム |
回答データの保存・蓄積 | Googleスプレッドシート |
自動返信メール送信 | Google Apps Script(Gmail経由) |
PDFなどの資料配布 | 自社サーバー上のファイル、またはGoogle Drive等のクラウドストレージ共有リンク |
このように、複数の無料ツールを組み合わせることで、高度な専門知識や高額な費用を必要とせずに、効果的なリード獲得の仕組みを構築できるのです。
営業資料の活用に、Googleフォームという選択肢を
今回ご紹介した、Googleフォームをベースとした資料ダウンロード導線の構築方法は、無料で始められ、かつ自社サイトのデザインにも柔軟に合わせられるという点で、特に以下のようなニーズをお持ちの中小企業やマーケティングご担当者の皆様におすすめできます。
専用のMAツールやフォーム作成サービスを導入する前に、まずは低コストで効果を試してみたい企業様
自社のWebサイトやランディングページ(LP)のデザイン性を損なうことなく、洗練された資料請求導線を設置したい方
フォーム送信後の自動返信メールまで含めた、きめ細やかな「おもてなし」の導線を実現したい方
まずはこのGoogleフォームを活用した方法でホワイトペーパー配布戦略をスタートさせ、リード獲得の基盤を築いてみてはいかがでしょうか。
Googleフォームで資料ダウンロード設定支援費用
Googleフォームで資料ダウンロード設定支援をした場合、2万円/個(税別)で受け付けてしております。
<支援内容>
Googleフォーム制作(ヘッダーデザインは貴社)
Googleフォーム連動型の自動返信メールの設定
ドライブに資料格納
自動返信メール到着確認・エラー確認
※上記料金には、Webへの実装は含みません。GoogleフォームのURL発行を納品とさせていただきます。
※上記料金には、資料作成は入っておりません。要件次第で料金が変更する可能性があります。
もしご興味ありましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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