公開日:
2025/6/2
更新日:
2025/6/4
#17|鶴の独り言|AI台頭で変動したように見える価値基準 ‐2025年6月2日‐|JIMOTO STUDY

この記事の筆者
鶴 智之
株式会社JIMOTO Marketing Share Bureau代表取締役。キャリアを通してBtoBマーケティングのクライアントワークに従事。また前職では、株式会社Resorzの取締役を務め、海外ビジネス支援事業にも一部関わる。200社以上のマーケティング支援実績と数多くの自治体案件のPM経験などの実績を保有。地域の中小企業の成長こそ真なる地域活性化。「マーケティングで地域を元気に」をモットーに地域の企業の成長を支援。
プロフィール:https://www.jimoto-marketing-sb.com/about/profile
たまに記事、たまにラジオ、たまにマーケティング、たまにビジネス、ほぼ雑談
AI台頭で変動したように見える価値基準~SkillとWill、knowledgeとExperience~
1.トレンドはAIによる効率化戦線
弊社でも、かなり重宝しているAI。世間では、様々な評価をされている。
私たちが使っているのは基本的には、「クリエイティブ」領域。
SEO記事を書くために、AIとコミュニケーションを交わし、最適な指示をし最適な文章を作っている。
これまで3時間掛かって制作していた原稿を30分で完成させてしまう時代。
「生産性向上が、遥か古(いにしえ)のこと」と思うほど、効率的に動くことができるようになった。
「ITエンジニア」業界においても、AIの台頭は猛威をふるっている。指示を出せばソースを書き出し、ソースをサーバーに入れれば正しく表示される。ただしく表示されなかったら、文句を言えば修正をしてくれる。
当然、製造業においても、同様。AIで3Dモデルの指示を出し、3Dプリンターで金型を出す。これまで数か月掛かっていたそれが、嘘のようだ。
2.「人」が「人」に求めることの変容
私は、最近、ふと思う。
本当の価値はなんなのか。
小さい会社ながらも、前職の会社から考える7、8年経営に携わっている鶴から見ると、ここ最近の変化は、本当に大きく感じる。
特に、人材採用にあたって、人材配置にあたって、大きな大きな変化が起きていると実感している。
「スキルはいらない、意思や推進力こそ重要。そしてコミュニケーションを交わせることが重要」と。
これまでの採用活動は、スキルセットをメインに年収が決まった。採用面接でも、何ができる、できないの質問を工夫して聞いていたのを覚えている。
しかし、最近ふと自分の基準が変わったことに気付いた。
「課題を解決するために意欲を持って、動くことができる」人を自然と探すようになっていった。
弊社メンバーが、まさに良い例と思う。
つまり「意欲がある人=活躍する人」という状態に世の中はなってきている。
私は、営業現場で、たびたび「貴社の●●さん、◆◆さん、みたいな人をどうやって探したんですか?とても優秀ですよね」と尋ねられる。
もちろん、激しく頷いて自慢するのだが、他の会社の経営者は、二人の傑出した才能がどこにあるのかに気付いていない。
二人が傑出して優秀な理由を「意欲」にあるということ。ここに気付けない、理解できない経営者が多いということ。
そして、私は、二人の「意欲」に救われていると、この質問を受けるたびに本当に気付かされる。ありがとう。
「成長や変化を求める意欲のある人」が、善人同志のコミュニティに入れば、自ずと良いパフォーマンスをするということを、私は、二人と働くことで分かった。
できないことは、できるようにする。
できないことは、プロに相談・お願いをする。
そして、
できないことは、AIに相談してみる。
プロにお願いをしなくても、AIが実働を何とかしてくれる時代になっている。
このAI時代、私たちが常に持っておかなければいけないことは「解決したい」「効率化したい」「効果的に動きたい」「成長したい」「変化したい」と思う「意思」であると強く思うこと。
その隣には、常にAIがあるということ。
AIは能動的には何もしてくれない。
常にプロアクティブに課題に立ち向かっていく「心の火」を絶やさないことが重要と思う。
3.立ち返るであろうトレンド
当然、Skill自体が陳腐かしたというつもりはない。
むしろ、これからは、Skillはより価値を上げていくであろうということ。
AIの台頭によって、「専門家まがい」な知識ホルダーが増えていくことになることは想像に容易い。むしろ、既にそうなっている。
また、時代はしばらくすると、AIが生成したコンテンツに溢れかえるだろう。
そして、そのAIが作ったものに、いつか「?(疑問)」を持つ時代が訪れると思う。
いずれくるAIコンテンツの衰退期までに、
私たち一人一人は、何をしなければいけないだろうか?
私たちは、それまでに、何をすべきであろうか。
私は、「経験こそ重要」に回帰すると思っている。
知識や情報は、常にAIが表示してくれるようになる。
人は、この情報では判断をしなくなると思っている。
私がいう「経験」とは何か?
私がいう経験とは、「フィジカルな体験」をするということ。文字通りの経験。
現地に行かねば分からないもの、現物を触らないとわからないもの、その時の匂い、その時の人の笑顔、話易さ、これらを体験すること。
私は、必ず、この「フィジカルな体験」することが意味をなす時代が再度訪れると信じている。
そして私たちは、「その体験をもとに情報化していく」べきだと思っている。
4.私たちが現場・現地・撮影にこだわる理由
株式会社JIMOTO Marketing Share Bureauの仕事は、おしなべていうと、
クライアントの商品を「本当に購買したいと思えるように」情報をデザインすること。
購買促進には、情報の「深み」「奥行」が必須で、
「なま感」や「リアル」を体験したからこそ、出て来る「情報の深み・奥行き」をデザインすべきと思っている。
当然、AIを活用して効率化を図りながら。
AIは私たちに、生産性向上、効率化という武器を渡してくれた。
コンテンツクリエイションの世界では、この効率化は「真なる魅力」を削ぐ劇薬になってしまう可能性があるということを理解しないといけない。
常に「一次情報をもとに動かす(体験をもとに動かす)」ということを心がけなければいけない。
私が撮影にこだわる理由はここにある。もちろん、大変だ。でも、その「大変」の先にある「ホンモノの価値」に触れたいという思いで、現地に行くことにしている。
全員に行ってほしいと思っている。
既存ソースや情報からでは読み取れない「ナマの魅力」に触れたい。マーケター(ジャーナリスト)としてそう思ってプロジェクトを取ってきている。
5.最後に…
ここまで思考を巡らせてきたが、ふと気づく。
AI台頭で価値基準は大きく変動したように見える。が、実は、古来のまま。
人は人と会い、ものに触れ喜びを感じる。この真理を決して忘れてはいけない。
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